Firefox用の超人気拡張「Greasemonkey」のIE版「gm4ie」がリリースされた。……のだが、はっきり言って微妙品だ。既にIEには「Trixie」という使い勝手の良い同種ツールが存在するので、ブランドネームに騙されずTrixieを使うのがオススメ。以下、Greasemonkeyの概要を知っている人向けになってしまうが、本音レビューを掲載する。「そもそもGreasemonkeyって何?」という人は、先日紹介したSeaHorseの記事を参考に「SeaHorseのIE版がTrixie、Firefox版がGreasemonkeyなんだ」と思って頂ければ(順序がおかしいけど)意味的には合ってます。
「gm4ie」を作者のダウンロードページからダウンロードしインストール。IEを再起動し「.com」の方のgoogleにアクセスすると、オススメ検索ワードを提案してくれる「Googleサジェスト」機能が追加されているはず。
新しいスクリプトを追加したい場合は、作者のスクリプトページから拡張子「gm4ie」のファイルをダウンロードし、「gm4ie」メインウインドウ「Installed Scripts」の「Add」から追加。
これでスクリプトが有効になる。ここでは、Googleイメージ検索にフルサイズ画像への直リンクを追加するスクリプトを適用させてみた。なお、このスクリプトに関しては、先日紹介した「Customize Google for IE」でも同じ事が可能。手っ取り早く同じ事をしたい場合はそちらを。
さて、そもそも拡張子「gm4ie」とは何だろうか、ということでテキストエディタで開いてみたのが左SS。スクリプト本体ファイルをローカルではなくウェブ上から指定する仕組みなので、同じ書式を使い、ウェブ上で公開されているjsファイルを指定することは可能だ。
自作した「gm4ie」ファイルを先ほどと同様に適用することはできる。ただ、上手く動くのはTrixieで動作するスクリプトのみ。「Firefox版Greasemonkeyでは動くけどTrixieでは動かない」というスクリプトを、IE版Greasemonkeyで利用することは不可能だ。この理由については下記。
そもそも、Greasemonkey for Firefox・gm4ie・Trixie・SeaHorseは、全て同じ動作……ブラウザ(IEかFirefoxか)で開いたページに対する、(拡張子jsのスクリプトファイル内で定義されている)「DHTML」という仕組みを使った書き換え……を行うツールだ。このため、「スクリプトが動作するか」というのは、「それをgm4ieで動かすかTrixieで動かすか」ではなく「IEに対して適用させるかFirefoxに対して適用させるか」という問題(「では何故Firefoxでは動くのにIEでは動かないスクリプトが存在するのか」という話は割愛します)。gm4ieとTrixieの差は、メニュー・スクリプト適用方法などのインターフェイス、つまりユーザーの使い勝手のみなのだ。そして、Greasemonkey用スクリプトを特に気にせず流用できるTrixieに対し、上記のように独自ファイルを使う、使い勝手に癖のあるgm4ieの優位性は低い。ただ、正直言って、現時点では「gm4ie」がわざわざ独自形式のファイルを利用する仕様を選んだ理由が見えていないのも事実。今後この仕様がプラスに転じる展開がないとは断言できない。少なくとも当面は「gm4ie」の名前を頭の片隅にでも残しつつ、Trixieを使えばよいだろう。
2006年07月30日 23:51




















