ネットのサービスといえば検索は欠かせないジャンルのひとつ。以前はGoogleやYahoo!などだけが使えるものだったが、APIも公開され、一般ユーザーによるマッシュアップサービスも登場するようになった。さて、そんな中、部門賞に輝いたサービスは?
検索部門は幅が広いようで意外と狭いジャンルという印象がある。提供されているAPIやデータが少ないせいか、それとも現在の検索サイトが完成されているからなのか、ユーザー側が不満に思っている点をスパッと解決するようなサービスは多くなかった。
よく見受けられたのが検索対象を絞ったサービスだ。例えば、「2ちゃんねるキャッシュ検索」は、2ちゃんねるの中でも過去ログだけを調べ、しかもキャッシュで結果を出すといった、ニッチなサービスを提供している。
また、「qooqle」のように、マッシュアップをしただけではなく、工夫して検索結果を出すことで、さらなる検索の使い心地のアップを目指したサイトもあった。
そんな中、大賞に選ばれたのは「ありえない画像検索」だ。ムフフ画像だけを出すというものだが、ヤフー!に搭載されているアダルトフィルタを逆手に取って、エッチな画像だけを出すという発想が秀逸だ。発想の面白さやマッシュアップアイデアのよさ、実用性の高さ(?)から文句なしの部門賞だ。
ムフフな画像だけを検索できるなんてスゴすぎる。あったらいいなを個人レベルで実行に移してしまった作者のエネルギーに脱帽!
ベスト・オブ・超凄サービス 検索部門賞
検索したいキーワードを入力して「検索(18禁)」をクリックしよう
検索結果が表示される。気に入った画像の上にカーソルを置き「画像をキープ」ボタンをクリックする
キープした画像は赤く表示される。「次の10枚を開く」で新しい画像を表示し、キープ画像を増やしていこう。「キープ画像を全開」をクリックすると、キープした画像全部が別ウインドウで開くぞ
部門賞 受賞者コメント
「いまだにナイト2000もHAL9000もリアルワールドに現れないわけですが、ヤフー!のウェブサービスは、僕の「エッチな写真だけをより分けて表示してくれ」という指示に応えてくれました。残念なことに、僕は技術者ではないので、これ以外の欲求を消化するためのツールを作れないのが現状です。まっとうな技術者の皆様に、プラットフォームやインタフェースの開発をしてほしいです。(778)」
見事部門賞を獲得した「ありえない画像検索」は、やはり何といっても実用性の高さを評価したい。普通に重宝するサイトだ。ネットに詳しくない友達もよく使っているところからみると、ネットリテラシーの度合いにかかわらず、受け入れられるサイトといえるだろう。また、「次の10枚」を開いたときのページの見せ方など、インタフェースにも工夫が見られる。画像をキープしておいて、それを一気に開ける機能もうれしい。どんなときにこのサービスを使うべきなのか、それが考えられているのが素晴らしい。
最近では、レストランや宿検索など特色のある検索APIの公開により、個人により開発されるサービスの傾向もかなり広がった。しかし、ここで原点ともいえるヤフー!の検索APIを、逆転の発想というアイデアで塗り替えた「ありえない検索」が登場した。きっとヤフー!検索担当者もビックリしたに違いない。この発想力と絶妙なカオス感が、マッシュアップの醍醐味であり、面白さだ。今後、こういった“ありえない”マッシュアップサービスが続出し、担当者が真っ青になることを願い、「ありえない画像検索」に部門賞を捧げたい!
2008年01月11日 21:19