動画共有サイトでビットレートを偽装して動画を公開できるって聞いたけど……?

メタ情報を書き換えたり、末尾に無駄な情報を書き込むなどの方法があるぞ。
動画共有サイトでは動画のビットレートは一律で決まっているため、基本的に超高画質の動画を公開することはできない。しかし、このビットレートを偽装するテクニックが存在する。
1つ目は、メタ情報を書き換える方法。YouTubeなど動画のメタ情報を読み込むことでビットレートを判断しているサービスでは、メタ情報をバイナリエディタで書き換えれば、ビットレートの偽装ができる。
もう1つはファイルそのものを変更する方法だ。ビットレートの情報をファイルサイズや再生時間をもとに算出しているサイトでは、見た目上のファイルサイズを変更することで偽装を行うことが可能だ。例えば、動画の後半半分に真っ黒な画面と無音が続く動画をアップすることで、前半のビットレートを2倍程度まで引き上げることができる。
なお、現在ニコニコ動画ではシステム側でメタ情報を付け直しているので、これらの方法は使えなくなっている。

FLVにはメタ情報がないことがある。「FLVMDI」と「FLVMDIGUI」をダウンロードして、同じフォルダにファイルを解凍。「flvmdigui.exe」をダブルクリックし、FLVMDIGUIを起動する

メタ情報を入力したい動画をドラッグ&ドロップし、「Run FLVMDI」をクリック

このような画面が表示されたら成功

バイナリエディタでFLVファイルを開き、「videodatarate」「audiodatarate」という文字列を探す。その直後に含まれるバイナリ値をいじってやれば、メタ情報の「動画」や「音楽」部分のビットレートが変化する

初期のニコニコ動画ではFLVのメタ情報を付けた後にアドレス1Aと1Bの値を「00」に書き換えると、なぜかビットレート制限がなくなりアップできていたらしい。その名残の動画は現在も残っている

2008年03月08日 00時02分
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