ブラウザやメーラーなどのツールが実際に行っている通信の内容を監視するパケットキャプチャツールは数多いが、リリースされたばかりの「SocketSniff」は非常に使いやすい。初心者はもちろん、中級以上ユーザーにも手軽な解析用ツールとしてオススメだ。
パケットキャプチャツールは、パスワード盗聴などグレー~ブラック用途で紹介されるケースも多いが、ネットを普通と違った方法で楽しみたい人にとって非常に有用なツールだ。例えば、ブラウザが実際にどのような通信を行っているのか分かるため、歌詞をコピペすることができない歌詞サイトから歌詞データを抜く方法を探る目的でも利用できる。実際にどのような通信が行われているのかを解析できれば、あとは本誌連載を参考にマッチングスキルを使ってProxomitron経由でダウンロードを行ったって良いし、プログラムを書ける人なら自分でダウンロードツールを書いたって良い……という訳だ。「SocketSniff」は初心者でも使いやすいキャプチャツールなので、「実際にキャプチャツールをどのように活用すればよいのか」という例と併せて紹介しよう。
「SocketSniff」を作者のページからダウンロードし解凍して起動。通信を解析したいプロセスを選択する。
監視対象プロセスが通信を行うと通信ログが表示される。ブラウザ上で操作を行い停止ボタンで監視を解除しよう。ここでは歌詞サイトで特定の曲の歌詞ページを開いてみた。歌詞データがブラウザ上に表示されたということは、そのデータがどこからかブラウザに送られてきたということなのだ。
通信ログを読んでいくと、左SSのような項目を発見することができた。歌詞は歌詞表示用Flashを使って表示されている(のでコピーできない)のだが、歌詞表示用Flashが読み込む歌詞データ(プレーンテキストのデータ)は左SSのような通信によってサーバーからマシンに届けられたのだ。
と、いうことは、例えば左SSのようなダウンロードをIrvineで行えば、歌詞データをプレーンテキストでゲットすることができるということ。いわゆる歌詞ダウンローダーは、このような解析を踏まえた上で作られているのだ。
ブラウザ以外のツールでも同様の監視は可能。例えばiTunesのアルバムアートワーク取得時にはどのような通信が行われているのか……などなど、様々な解析を行うことが可能なのだ。
2008年07月05日 01:07