iPhone/iPod touchのファームウェア2.0↑で使えるP2Pファイル共有「MewSeek」が登場した。特に洋楽の充実度が凄い共有ツール「Soulseek」の互換クライアントだ。Soulseekと同様にファイルを検索し、ダウンロードすることができる。
Soulseekは、共有されている音楽ファイルの種類が非常に多いファイル共有ツール。いわゆる「メジャーな洋楽」から「特定ジャンル内の比較的マイナーなアーティストの音楽」あたりまでが揃っている。邦楽も、あるにはあるのだが、検索で日本語が通らない。基本的には「洋楽ファン向け」ということになるだろう。
「iPhoneでファイル共有」というとネタ臭が漂うが、実際問題として、「このCDに興味があるんだけど、視聴機に無い……」という目に遭うことが多い音楽マニア(特に特定ジャンルのマニア)にとっては、「実用的」と言えるツール、かもしれない。「視聴機に無い」という音楽であっても、Soulseekネットワーク上には存在する場合が多いし、「アルバム全部」でなく「一曲」なら、3G回線でも十分に落としきれる。「いったん外に出てコーヒーでも飲みながらリードトラックを落とし、気に入ったら~」という形で、実際に実用的に利用できる、かもしれない。
なお、iPod touch1.1系を使っていた人向けに補足しておくと、今回リリースされた「MewSeek」は1.1系ファームウェアで動作した「iSeek」の後継だ。
CydiaからMewSeekをインストール。初回起動時に出るライセンスはカウントダウン終了後に閉じられるようになる。
「Settings」でSoulseekネットワークのアカウント設定を行う。ちょっと分かりにくいが、Soulseekには「アカウント作成画面」といった物がない。「既に存在するアカウントでログイン試行が行われれば通常のログイン動作/存在しないアカウントでログイン試行が行われればアカウント作成」という感じだ。つまり、初回時に適当なアカウントとパスワードを入力し、ログイン試行を行えばアカウントが作成される(偶然既に同じアカウントのユーザーが存在するとエラーになる)。
「File Search」でキーワード検索を行う。検索結果画面には、そのファイルを持っているユーザーの平均転送速度と、そのユーザーが既に受けているアップロードキューの数が表示されている。
各ファイルをタップすると、ファイルサイズやビットレート、ユーザーのアップロード可能数が表示される。「Download」からダウンロードキューを入れる。
「そのファイルが入っているフォルダを一括で落とす」という操作も可能だ。Soulseekネットワークでは「一フォルダ一アルバム」が暗黙の規則となっており、つまり「フォルダごと落とす」は「アルバムごと落とす」になるのだが、iPhone/touchで10↑曲を落とすのは骨だ。基本的にはファイル単位でのダウンロードになるだろう。
同時多重ダウンロードも可能。5~6MBのファイル一つなら、実際問題として楽に落ちてくる。……Windows版Soulseekを使ったことがない人向けに書いておくと、海外ユーザー中心なSoulseekでは、「低速ユーザー」というのは、日本人から見ると「超低速」だ。本気でイラついてくるので、検索結果画面で転送速度が極端に遅いユーザーを避けるのが基本になる。
なお、2枚目以降のSSで上部バーのバッテリーの横に表示されているのは「MewSeek起動中」を示すアイコン。ホームボタンでホームに戻っても、他のアプリを起動してもMewSeekはバックグラウンドで動作しており、ダウンロードも続行されている。iPhone/touchのスペック上あまりオススメはできないが、「音楽を聴きながらorブラウジングしながら音楽をダウンロード」という事も一応可能な訳だ。MewSeekを終了させる場合には「What's new」の右上「Exit」をタップ。
将来的には「Downloads」内でダウンロード済みファイルを再生できるようになる予定とのことだが、現バージョンでは未搭載だ。
同作者の別ツール「PwnPlayer」を入れておくと、「File system」からMewSeekのダウンロードフォルダ内ファイルを再生することができる。操作もiPhone/touch純正音楽プレイヤーとほぼ同じなので迷わないはず。
ダウンロード済みファイルは「/var/mobile/Media/Downloads/」内。WinSCPなどで接続すれば母艦に転送できる。
執筆:tokix (tokix.net)
2008年10月27日 02:16



















