今や完全に買い手市場となっている就職事情。IT企業も例外ではなく、経費削減の為本当に必要な人材のみを酷使しているのが現実だ。そんな中で「応募者のスキルだけを盗んで採用しない」なんていうとんでもない企業が現れたらしい。

「ツカサネット新聞」の「おおきん」氏の記事によると、秋葉原のとある企業がシステム案件の募集で“スキルチェック”と称して「オブジェクト指向設計に関するレポート」を応募者に書かせるだけ書かせ、結局一名も採用しなかった。つまりフェイク案件であった、という一連の体験を掲載している。

同記事によると、その企業はプログラマーとしてのスキルはあったがシステムエンジニアとしてのスキルはあまりない、とのこと。スキルチェックとして書かれたレポートが実務に役立つのかは疑問だが、最初から採用する予定もなしに情報を収集していたのならば、とんでもないルール違反だ。

・IT時代の新しく卑劣な求人募集 - ツカサネット新聞