ライブDVDから音声だけを抜き出して、オリジナルのライブCDを作りたい

DVDDecrypterを使えばDVDビデオの音声だけを抽出できる。
DVDビデオは特殊な形式でデータを保存しているため、マイコンピュータのDVDドライブからファイルをコピーしても再生することはできない。テレビの音楽番組などを録画したDVDをバックアップしたいなら「リッピングソフト」と呼ばれるツールを使うことになる。
DVDリッピングソフトは数あるが、オススメは「DVD Decrypter」。DVDビデオに収録されている映像、音声、字幕の中から好きなものだけ分離してバックアップできるので、ライブCD作りにはうってつけだ。
ただし、DVDビデオに収録されている音声形式のサンプリング周波数は48kヘルツのAC3。音楽CDとは異なる。音声を抜き出したら、音声エディタ「HeadAC3he」で、音楽CDと同じ44・1kヘルツのWAVEファイルに変換しよう。
出来上がったWAVEファイルをCD書き込みソフトでCD-Rに焼けばライブCDの完成だ。

DVD Decrypterの「ツール」→「各種設定」をクリックする

「IFOモード」タブを開き「ファイル分割」を「Chapterごと」に設定。チャプタごと ライブDVDの場合は曲ごと にファイルの出力が可能になる

「モード」→「IFOモード」に切り替え「ストリーム処理」タブの「Audio」以外のチェックをすべて外し「分離」を選択。「Decrypt」アイコンをクリックすると音声のみの抽出が始まる

HeadAC3heを起動し「Source File」をクリック。DVDビデオから抽出したAC3ファイルをすべて開いたら「Resample to: 44.1kHz」にチェックを入れて「Start」。WAVEに変換されるので、iTunesなどを使ってCDやMP3を作ることができる

2007年12月30日 00時22分
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