画面データ圧縮&通信暗号化でリモートPCを操作する「WinRemotePC」

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LAN内の他マシン・ネット経由の他マシンをリモート操作する海外製フリーソフト「WinRemotePC 2007 Lite」がリリースされた。リモートコントロールソフトは画面のデータを転送するため、回線が細いと使えないのが通常だが、圧縮転送を行うので転送量が非常に小さい。転送データを暗号化する機能も搭載されているのでセキュリティ的にも安心だ。自宅の複数台マシンを1キーボード/マウス/ディスプレイで操作し尽くすため、もしくは自宅マシンを出先マシンから操作するためのリモートコントロールソフトとして選択肢の一つに入れられる新進ツールだろう。

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「WinRemotePC 2007 Lite」を作者のページからダウンロードし、アクセスするマシン・されるマシンの両方にインストール。コンポーネント選択画面で「Viewer(他マシンにアクセスする/される場合の設定変更を行うためのツール)」「Server(他マシンからアクセスされるためのツール)」を選択する。よく分からない場合は特に気にせず「Next」でOK。

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独自ドライバを使うツールなので、警告が表示されるが「続行」で良い。インストール終了後に指示通りOS再起動を行えば導入完了だ。

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まず、アクセスされる側で「Viewer」を起動し「View」「Options」でポート番号を設定する。「OK」で閉じて「Server Start」のショートカットを起動。なお、デフォルトポートは4321だが、アクセスされるマシンでは、ポート番号を変更するためにのみ「Viewer」を使う模様。

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次に、アクセスする側のマシンで「Viewer」を起動し右クリック「Add a new connection」。

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アクセス先マシンの設定を行う。「Compression」が転送データの圧縮で「Encryption」が暗号化、「Server to client」「Client to server」はデータの出入りだが、出入りで設定を変える必要は特にない。入るデータ・出て行くデータの両方とも圧縮・暗号化を行っておくと良いだろう。

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設定を作成したらダブルクリックで接続開始だ。

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LAN内他マシンやネット経由の他マシンに接続し、リモートコントロールを行えるようになる。画面全体を縮小表示する設定・部分的に等倍表示する設定があり、ツールバー右から三番目のボタンで切り替える。基本的には等倍表示の方が操作しやすいはず。

2006年12月11日 21時03分
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