読めなくなったDVDは「Dvdisaster」で復旧できるかも

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記録型DVDメディアは、時間が経つにつれて品質が落ち、いずれはデータを読み取れなくなってしまう。盤面にキズが付くこともある。そんな不幸な目に遭って読めなくなったDVDは「Dvdisaster」で復旧しよう。

「Dvdisaster」は、読み取れなくなったDVDを復旧するツールだ。その方法はユニーク。まず、DVDをリッピングして、ISOイメージを生成し、それをもとに「復旧用デー
タファイル」を作成。万が一、ディスクが読み取れなくなったら、再度、そのディスクのISOイメージを生成し、復旧用データファイルと比較対照することで、イメージ内の破損領域を判定。元の状態に復旧する。

復旧後のISOイメージをDVDメディアに書き込み直せば、正しくファイルを読み取れるDVDの出来上がりだ。

さすがにすべてのDVDが生き返るわけではないが、復旧率は非常に高い。保存するファイルは同じでも、その配置を違えた2種類のDVDを用意し、一方のDVDで復旧用データファイルを作成。そのファイルと、もう一方のDVDのISOイメージを比較対照する実験を行ったところ、きちんとエラーを検知し、修復した。

多少、読み取れないデータ領域があっても、ファイルの構成などがある程度以上合致すれば、弾力的に復旧してくれるはずだ。

正常なDVDの情報で破損DVDを修復する

Dvdisaster
  
作者:Carsten Gnorlich

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大事な映像を収録したDVDをドライブにセット。プルダウンメニューから使用ドライブを選択し「Preference」をクリック

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「Read&Scan」タブを開いて「Readingstrategy」の「Adaptive」をチェック。「Image properties」の「Full unreadable sectors with byte」にもチェックを入れて「Close」をクリックし、設定を保存

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「Image file selection」に作成するISOイメージのファイル名をフルパスで指定。同じく「Error Connection file selection」で復旧用データファイルの名前をフルパスで指定し「Read」をクリック

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ディスクの解析が終わったら「Create」をクリックし、復旧用データファイル「ECC」を作成する

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破損したディスクを再度イメージファイル化して、そのファイルを「Image file selection」に、復旧用データファイルを「Error Connection file selection」に指定して「Fix」をクリック。データの復旧作業が始まるぞ


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2008年04月16日 23時08分
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