Blu-rayのM2TSから必要な部分を切り取る「Murdoc Cutter」

ブルーレイでは「M2TS」という、DVDとは異なる動画形式が用いられているため、DVD用に作られた動画編集ツールの多くが使えない。「Murdoc Cutter」ならば、映像を見ながら必要な範囲を選択して別ファイルとして切り出すことができる。切り出す場所を複数指定して一括処理することも可能だぞ。


このツールはブルーレイからリッピングした映像からお気に入りのシーンを切り出したり、動画内の無駄なCMなどを削除するのに役立つ。ただし、編集するデータはブルーレイからハードディスクにコピーしたものでなくてはならない。また一部のM2TSファイルは正常に編集処理ができないことがある。うまくいかないときは「Any DVD HD」などを使ってハードディスクにデータをコピーしよう。

また、どうしてもうまくいかないときは「Free Fast Mpeg Cut」などのカットツールを利用した方がいい場合もある。ツールをいくつか用意しておくといいぞ。

M2TSファイルを分割しよう

Murdoc Cutter
  
作者:kalm

ソフトを起動して「Input」ウインドウの「Add」をクリックし、M2TSファイルを読み込む

読み込んだM2TSファイルを選択して「Get GOP」をクリック。解析には多少時間がかかる

解析が終わったら一覧のM2TSファイルをダブルクリックすると作業ウインドウに動画が表示される。左下のスライダで切り出し開始位置を頭出しして「┃<」をクリック

同様に切り出し終了位置にスライダーを動かして「>┃」をクリックし、範囲選択できたら「→」をクリックしてリストに登録する

「Output」をクリックして切り出すファイルの出力先フォルダを指定し、ファイル名を入力する。ファイル名は拡張子「.m2ts」にすること。準備ができたら「Clipping」をクリックして切り出そう

作業が終了したら出力先フォルダを開くと切り出したファイルが保存されている。プレイヤなどで再生してうまく切り出せたかどうかを確認しよう

2009年03月11日 14時09分
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