DVDに焼くなんてもう古い!? HDDパンパン状態を賢く解消

日夜ダウンロードをしまくっていると、HDDはいくらあっても足りなくなる。空き容量を増やすため、たまった動画をDVDに焼いたりなんてことをしていた人も多いだろう。しかし、チマチマした作業で空けられる容量なんてたかが知れている。抜本的な解決のためには、データ用のディスク数を増やすしかない。手っ取り早くお金を全く使わないで増やすには、ネット上のディスクスペースにファイルを置ける「ウェブストレージ」を使うのがベストだ。


最近のウェブストレージは、無料で25Gバイトだの50Gバイトだのといった大容量が使えちゃうものもあるので、あふれた分はそこにぶち込んでしまえばいい。それでも足りなくなったら、別のウェブストレージを併用したり、複数アカウントを作ったりすれば、タダでいくらでもディスクが増やせるのだ。
ウェブストレージはネットを経由するので速くはないし、アップできるファイルの容量に制限を設けているところもあるが、MP3ファイルや、ニコ動やYouTubeなどの動画サイトの動画程度ならこれで十分。

何百Mバイトもある高画質動画を保存するなら、大容量のHDDを使おう。最近では1TバイトのHDDが7500円程度と、定額給付金でもおつりが来る値段で買えるようになった。
膨大な量のファイルをためこんでいるなら、いっそ複数台購入してしまううと最高だ。テラHDDをリムーバブル化して、DVDのように取っ換え引っ換えして使えば、どんなバカデカい動画でもどーんと来いだ。どかどかディスクを増やしまくって、お宝ファイル長者になろう!

■新時代のお宝ファイル貯蔵法


ダウンロードしたファイルで内蔵HDDがあふれ返ってしまったときは、ウェブストレージを利用したり、大容量HDDやブルーレイドライブを賢く使おう。容量の小さなファイルならウェブストレージ、巨大な動画などはHDDやブルーレイといった具合に振り分けていけば、ガッポリお宝ファイルをためこめるぞ!


内蔵用HDDはものすごく安くなってきた。写真は秋葉原のPCショップ「TWO TOP」のもの。1Tバイトの製品なら7000円程度まで下がってきているので、足りなくなったら即買いだ!


最近では2TバイトのHDDも登場した。写真はWestern Digitalの「WD20EADS」。まだ3万3000円程度と高いのであまりオススメしないが、「どうしても容量が足りない!」って人は購入してみるのもいいだろう


外付けHDDもお値段爆下げ中。写真のアイ・オー・データ機器「HDCN-U1.0L」は1Tバイトモデルだが、ネットショップでも1万円を切って話題になっている


ハイビジョン画質の動画を記録して、大画面で楽しむならブルーレイという手もある。書き込み可能なブルーレイドライブも値段が下がってきた。写真はバッファローの「BR816FBS-BK」で、実売は2万円台前半


ネット上にはウェブストレージサービスが山のようにあるが、たいていのサービスは、ウェブブラウザの画面からファイルを操作しなければならないので日常的に使うのはけっこう面倒だ。「もっと楽に使えないの?」とイライラしている人にオススメなのが「ZumoDrive」だ。


ZumoDriveは、ドライブとしてマウントできるので、フォルダコピー感覚で使えて超快適だが、無料だと容量が1Gバイトでちょっと手狭だ。「Gladinet」を利用してみよう。複数のウェブストレージを、ZumoDriveと同様、フォルダみたいに使えるようにするソフトだ。


ウェブストレージをドライブとしてマウントすれば、あふれたお宝ファイルを手軽にぶち込んでいける。ただし、ウェブストレージはサービスごとに、容量などが異なるので、特徴に合わせてうまく使い分けたい。例えば「ZumoDriveには画像ファイル」「SkyDriveにはMP3」「大容量なADriveには動画」といった具合だ。このようにストレージを使い分けてアップロードしていくには、ファイル振り分けソフトの「ClassiNy」が便利だ。


2009年04月27日 20時00分
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