うっかり消しても大丈夫!書いた文章の全バージョンをクラウドに自動保存する

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テキストを推敲していて、以前のバージョンに戻したいと思ったが、すでに上書き済みで後悔したことはないだろうか。テキストは変更を加える度に保存しておくのが吉。「AutoVer」と「Dropbox」を使って、書いた文章の全バージョンを二重バックアップできる仕組みを作ってみよう。

テキストを書いているとき、消してしまった過去のバージョンの方が良かった…というのはよくある。書いたデータはすべて保存して、いつでも過去のバージョンを取り戻せるようにしておきたい。
「AutoVer」は、指定したフォルダ内にテキストファイルを、バージョンごとに保存するツールだ。作成したテキストファイルをすべて「AutoVer」指定のフォルダに保存すれば、上書きするたびに新しいテキストファイルが、別のフォルダに保存される。毎回、保存先のフォルダを指定するのが面倒なら、デスクトップをまるごと指定するのがオススメ。デスクトップに一度でも保存したデータはすべてバックアップされるぞ。
さらに万全にするために、バックアップデータの保存先をDropbox内に指定しよう。これなら、ローカルとオンラインの二重に保存されるので、万一、パソコンのトラブルで起動できなくなっても、データが失われる心配はない。
一度失われたテキストを再び書きなおすのは、精神的にキツいものがある。二度手間を避けるために、テキストの保存体制は万全にしておこう。

■ 「AutoVer」でDropbox上に保存する仕組みを作る

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AutoVer」をダウンロードし、インストールしよう。サイトの右側の「Download」をクリックすると、ダウンロードが開始されるぞ

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インストールが完了したら起動。設定画面が開くので「General」タブを開こう。「Name」に適当な設定名を入力。「Watch folder」にテキストファイルの保存に使っているフォルダ(ここではデスクトップフォルダ)、「Backup to」にバックアップを保存するフォルダ(ここではDropbox内の「バックアップ」フォルダ)を指定しよう

■ 作成したテキストは自動的にDropboxに保存される

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テキストエディタで文章を作成したら、いつものようにデスクトップに保存して放置状態。すると……?

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Dropboxの「バックアップ」フォルダ内に、自動的に同じファイルが保存される。ファイル名に番号が追加されているのが分かる

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先ほど、デスクトップに保存した文章ファイルを開いて、一部変更を加えて上書き保存する

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すると、Dropbox内の「バックアップ」フォルダに、新しいバージョンのバックアップが追加される

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Dropboxはローカルとオンラインの二重にデータを保存しているので、万が一、パソコンが壊れてデスクトップを開けなくなっても、オンライン上にバックアップデータが保存されているので安心

2013年03月26日 22時50分
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