日本語対応したIE8ベータ2が配布開始。MS本気モード突入?

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マイクロソフトがインターネットエクスプローラ(IE)の次期バージョン、「IE8」のベータ2をリリースした。Firefox3の登場により、じわじわとシェアを落としているIEであるが、競合ブラウザの台頭を抑えられるか、それともこのままシェアを奪われ続けるのかを決める、マイクロソフトにとって重要なバージョンアップである。IE8ベータ2は、Windows VistaとXP、Windows Server 2008と2003に対応したバージョンが公開されている。

IE8 Vista版をインストールしてみたが、JavaScriptで書かれたページの表示の高速化、検索機能の強化、タグの色分けなどタグ機能の強化、「アクセラレータ」と呼ばれるウェブサービスとのリンク機能など細かい使い勝手を向上させる機能が実装されている。

IE8_02.jpg検索機能は、「スマートアドレスバー」と呼ばれるようになった最上部のバーによって強化されている。右部の検索ボックスに検索キーワードを入力すると、お気に入り、履歴、RSSフィードなどの情報が表示されるようになっている。履歴にはIEだけでなく、ほかのソフトで使ったファイルも含まれ、目的のファイルにアクセスするのが非常にスピーディになる。

アクセラレータ機能は、ウェブ上の文字列を選択すると、文字列近辺に矢印のアイコンが表示される。矢印をクリックすると、その後のアクションを選択できる。住所を選択したのであれば、地図サービスでその場所を確認できる。ほかにも検索、ブログに引用、翻訳などのアクションを選択できる。アクセラレータはデフォルトでは、Live系のサービスが選ばれているが、Googleマップなどに変更することも可能だ。

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IE8はまだ未完成の状態ではあるが、IE7のときとは違い、マイクロソフトが本気で開発しているブラウザであることは間違いない。

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2008年08月28日 20時03分
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