アプリを自動で振り振る機能も搭載済みの「仮想ですくとっぷもどき」

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仮想デスクトップツールとは、複数のデスクトップをツールで切り替えながらPC作業を行うためのツール。「デスクトップAでウェブ巡回をしながらBでフォトレタッチ、Cでライブラリ型音楽プレイヤーを出しておく」といったように利用すれば、いちいちウインドウを最小化させたり戻したりする手間無く、デスクトップ切り替えによって複数作業を平行して行うことができるのだ。登場したばかりの国産ツール「仮想ですくとっぷもどき」は、例えば「iTunesは常に仮想デスクトップ03で起動」といったような設定、「メッセンジャーツールは全ての仮想デスクトップに表示させておく」といった設定も可能な高機能ツール。実用性がかなり高い、使いやすい仮想デスクトップツールだぞ。

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「仮想ですくとっぷもどき」を作者のページからダウンロードして解凍し、適当なフォルダにコピーして起動。10個の仮想デスクトップが用意され、タスクトレイアイコンから切り替えるタイプのツールだ。既に起動されているアプリは全て仮想デスクトップ01に登録されている。

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まずは、メッセンジャーなどを全ての仮想デスクトップに表示させておく設定だ。メインウインドウリストでアプリを右クリックし「非表示登録」。「~タイトル)」「~クラス)」「~実行)」と三つ選択肢があるのだが、意味が分からない人は特に気にせず「~実行)」を使えばよい。

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仮想デスクトップを02に切り替えてみよう。この後起動したアプリ(左SSではGoogleEarth)は、現在のアクティブである仮想デスクトップ02に登録されるのだが、メッセンジャーも02に表示されている。「非表示登録」を行ったアプリは、「仮想ですくとっぷもどき」メインウインドウのリストには表示されず、ただし全ての仮想デスクトップに表示されるのだ。

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自動割振り設定を使って、iTunesを常に仮想デスクトップ03で起動する設定を行ってみる。アプリを右クリックし「自動割振り設定」で番号を登録する。

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以後、iTunesを起動すると、自動でアクティブ仮想デスクトップが03になり、iTunesは03に表示されるようになる。「フォトレタッチ系は全て02で、音楽プレイヤーやタグエディタは03で……」といった要領で登録しまくっていくと良いだろう。

2007年05月07日 21時34分
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