軽くて高機能なVxEditorが久々に更新され、ポータブル利用が可能に
VxEditorは、プログラミング言語などのキーワード色分け表示や、スクリプトによる機能追加などが可能な多機能テキストエディタだ。多機能ながら高速起動・省メモリの設計になっており、ちょっとreadme.txtを読みたいというような時にもパッと表示できるぞ。昨年2月以降更新が途絶え、公式ページも消滅してしまっていたVxEditorだが、先日Vectorのライブラリに新バージョンがアップされ、復活の兆しを見せている。現在公開されているVer0.5.1では、設定の保存先が従来のレジストリからソフトと同じフォルダ内のファイルに変更された。自分好みにカスタマイズしまくった環境を、USBメモリなどで丸ごと持ち出せるようになり、ますますオススメ度がアップしたぞ。メモ帳しか使ったことがない人も、自分に合うエディタを探し続けている人も、ぜひこの機会にVxEditorを試して欲しい。
VxEditorでHTMLファイルを開いてみたところ。一見暗号文のようなソースコードも、色分け表示されればグンと分かりやすくなるぞ。
「表示」メニューの「設定の選択」で、色分け表示などの設定を切り替えられる。Webページのソースを記述するHTMLや、ソフトの設定ファイルなどに使われるini形式などの設定は、プログラミングに縁が無くても利用する機会があるはずだ。
「設定の定義」から設定を変更したり、新たな設定を追加したり出来る。配色などを柔軟にカスタマイズ可能だ。
VxEditor & DMonkey布教ページというサイトで、VxEditor用の便利なスクリプトが多数公開されている。今回は、HTMLタグの入力を補助するスクリプトを例に、導入方法を紹介するぞ。まず、配布されているアーカイブをダウンロードして、VxEditorの実行ファイルのあるフォルダに解凍しよう。
VxEditorの「ツール」メニューから「ツールの設定」を実行する。
登録ツールの一覧が表示されるので、「追加」で新規項目の設定ダイアログを出そう。「実行ファイル」欄に、ダウンロードしたスクリプトファイルを指定しよう。
「オプション」の項で、スクリプトを実行するショートカットキーの割り当てなどが行える。
スクリプトを実行すると、その位置で使用可能なタグの候補が一覧表示される。途中まで入力してスペースや「>」などを入力すると、自動的に選択されている候補が入力されるぞ。
スペースを入力したときは、続いて属性の入力補助が表示される。面倒なHTMLタグの入力が大幅に省力化できるし、タグ名などがうろ覚えでも正しく入力できるぞ。