ネットユーザーの約1割しかない「かな入力」派の未来は?

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最新の調査によると、インターネットユーザーのうちローマ字入力を行っているのは9割で、かな入力は全体の1割程度らしい。今や完全にマイノリティとなってしまっているかな入力だが、今後の復権はありえるのだろうか。

かな文字入力の最大の長所は、日本語に関しては1文字1打鍵であるため、入力スピードがローマ字入力よりも速い点。反対に欠点は、覚えるキーの数が非常に多くなること。タッチタイプを行うには50音分のキーを覚えなければならない上に、英字入力を行う場合はそれとは別にアルファベットのキーの配置も頭に入れなければならない。
チャットなど、リアルタイムでの高速入力が要求される場面ではかな入力の方が有利だが、Twitterやニコニコ動画など、現在主流のコミュニティサービスはタッチタイプの速度を必要としないものばかり。また、学校の情報技術教育ではローマ字入力を教えているため、今後さらにかな入力派は減少していくと予想される。
先ごろGoogleが発表した新サービス「Google Wave」は、リアルタイムでの文字の入力や修正が反映されるらしい。かな入力が再び注目を集めるとすればこういったサービスだが、果たして……?

ローマ字入力派は9割、カナ入力派は1割―タイピングに関する調査

2009年06月13日 02時59分
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