WEPって本当にあぶないのですか?

WEPは暗号化していても危険な場合もある。
WEPはゲーム機などによく採用されている暗号化方式だが、数時間以内に鍵を解読できる方法が発見されてしまったためかなり危なくなってしまった。WPAも同様にクラックされてしまう。もし回線が乗っ取られたら、勝手に利用されて悪いことに使われてしまう可能性があるので怖い。実際、PSPから無線LANを利用し、犯行予告を送っていたという事件もあった。
無線LANでよく使われている暗号化方式には「WEP」「WPA」「TKIP」「WPA-AES」 WPA2 などがある。その中でセキュリティが最も高いのはWPA-AESだ。復号にそれなりのCPUパワーを使うため、WEPよりもちょっと動作が重くなるが、最近のマシンの性能ならほとんど差が出ることはない。

無線ルータやアクセスポイントには暗号化方式を選択することができる画面が存在する。AESが選択できるならAESを選択だ

PSPからあの事件を彷彿とさせる犯行予告をした例。この例では他人の無線LANを勝手に使っていた

アルミホイルと鍋を使ってパラボラアンテナを自作しセキュリティ設定の甘い無線LANホストを捜して接続し、不正アクセスしていた例も存在する。遠距離からでも無線LANはこういった方法で利用できてしまうのだ

2009年09月09日 00時25分
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