そのドメイン本当に値段相応? 評価サイトで価値を見抜こう

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お名前.com」のドメインオークションでは、人気のドメインに次々と入札が投じられ、価格が釣り上がってゆく。しかし、本当にこのドメインに価値があるの?と疑問に感じる人もいるだろう。そんなときは、ドメインの価値を判定するサービスを利用して客観的評価を調べよう。


ドメインの価値というのは、なかなか客観的に測定しにくいもの。自分としては、最高にイケてるドメインを入手したつもりになっていても、実はドメインの世界ではあまり価値がないと見做されていた……なんてことになったら悔しい。ドメインの価値を測定できるサービスで、事前に調べておくのがオススメだ。

「ウェブサイトバリュー」は、ウェブサイトの価値を計測するサービス。ドメイン名を入力すると、その価値を大まかな金額に換算して表示する。例えば「google.co.jp」は485億円。「amazon.co.jp」は142億円、「2ch.net」は96億円といった具合。これらはもちろんサイトの中身を含めての価値で、サイトが開設されていない未使用ドメインの価値は、せいぜい数十万円程度が相場となる。
だが、以前に有力サイトが開設されていたことがある「中古ドメイン」の場合、価値は数百万~数千万円にまで跳ね上がる。オークションの片隅でひっそりと忘れられていたドメインが、実は元有名サイトのドメインで高い価値を持っていた、なんてことも実際にあるのだ。強力なドメインを見つけたいなら、落札前にウェブサイトバリューで価値を調べておくことをオススメする。

さらに、ユーザー同士でドメインの人気投票を行う「ドメイン売買.com」というサイトもある。こちらはユーザー登録が必要で、調査に時間がかかるのが難点だが、ドメインの高評価ランキングを見ることができるので、いま玄人の間でどんなドメインが人気なのかをチェックするのには最適だ。ドメインを転売するときの事前調査などに使えるので、覚えておいて損はない。
これらはドメインの価値を調べるのに必須のサービスなので、本気でドメインを極めたいならブックマークしておこう。

2010年12月に「お名前.com」が行ったドメインオークションで人気を集めたドメイン名のトップ3は以下の通りだ。






















 ドメイン名  落札価格  入札数 
oenness.jp6万5600円605
b840.jp2万0400円43
our.jp2万100円25


今回は「oneness.jp」というドメインで熾烈な入札競争が勃発。終了時間の17時を超えても入札は途切れず、延長に次ぐ延長の末、3時間後の20時5分に6万5800円という高値で落札されている。
ちなみに「one-ness」(ワンネス)とは、「すべてが1つになる」といった意味で、主にスピリチュアル業界で好んで使われている言葉。「ウェブサイトバリュー」の評価ではそれほど価値のあるドメインではないが、「どうしてもこのキーワードをドメインにしたい」という強いこだわりを持った入札者が複数いたようで、落札価格が高騰した。

■ スピリチュアル用語「oneness.jp」で激しい争奪戦

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お名前.com」では毎月、1日から5日までドメインオークションを開催している。2月は最終日の5日が土曜日に当たるため、期日が翌週月曜日の7日まで延長されている

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2010年12月のドメインオークションで最も注目を集めたのは「oenness.jp」というドメイン。落札価格は6万5600円まで高騰し、2万円台で落札された2位以下を大きく引き離している

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「oenness.jp」が落札されたのは20時を回ってから。オークションは本来は17時で締切りだが、時刻を過ぎても入札合戦が終わらない場合は延長となる。今回は3時間に渡って入札が延々と繰り返されるという長期戦となった

■ ウェブサービスでドメインの価値を計測する

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ウェブサイトバリュー」はドメインの価値を調べられるサービス。トップには「yahoo.co.jp」(947億円)や「rakuten.co.jp」(200億円)といった超有名サイトが価値も表示されている。入力欄に調べたいドメインを入力して「バリュー」をクリックしよう。ここでは「oenness.jp」のドメインを入力してみる

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「oenness.jp」の価値は19万8000円という評価。もちろんこの数字は現時点での評価であって、今後開設するサイトの動向によって変化していくことになる

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一方、落札価格7600円の「ndcart.jp」は1300万円という評価に。中古ドメインのため一定のアクセスがあるのが高評価に繋がったようだ。このように、オークションでは脇役だったドメインが実は高評価、なんてこともよくある

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ドメイン売買.com」は、人力でドメインの価値を調べられるサービス。アカウント登録してドメインを投稿すると、そのドメインの魅力をほかのユーザーからの投票により決定する。投票結果で人気のあるドメインのランキングも掲載されているぞ

このように、ドメインの価値は、必ずしもオークションでの入札価格に比例するとは限らない。「ウェブサイトバリュー」や「ドメイン売買.com」では、オークションとは別の基準でドメインが評価されており、真に 価値の高いドメインを手に入れようとするなら、こういった複数の基準を取り入れ、総合的に判断していくのも手だ。その判断基準に磨きをかければ、「お名前.com」のドメインオークションなどでも安価で高価値なドメイン名を手に入れることが可能になるぞ!

ただし、自分でサイトやブログを運営するなら、忘れてはならないのが個人の好みだ。アクセス数やオークション価格などは所詮は外部の基準でしかなく、長く使い続けたいなら、自分が思い入れを持てるドメインを選ぶのが何より重要だ。
ドメインの価値は、サイトを大きくすることで後から育てていくこともできる。ドメイン名を新たに取得する際は、外部の基準にこだわり過ぎずないことも大切だ。
文字列の見た目などにこだわってオークションでドメイン名を取得をすることも選択肢の一つ。そして、新規取得で空いている文字列を探し、ドメイン名を取得することも選択肢の一つ。それぞれの選択肢を踏まえたうえで、心の底から満足のいくドメインをゲットしてもらいたい。 今なら、「お名前.com」では価格破壊のキャンペーンでドメイン新規登録が"50"円から可能だ!

前回の記事:「akb48.com」が1000万円!ヤフオクで超高額ドメインが出品中


2011年02月07日 04時59分
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