大量のタブを同時に開いて作業をしていると、目的のタブを見つけ出すのに時間がかかることがある。Chromeには、多数のタブの中から、関連するタブやよく使うタブをガイドしてくれる拡張「TabJump」がある。最小限の動作で、思ったタブにたどり着けるようになるぞ。

「TabJump」は、Chrome用の拡張で、多くのタブの中からユーザーに必要なものを自動的に見つけ出してくれるというツールだ。
Chromeの特徴は、多くのタブを同時に開ける（開いてもブラウザの安定性が損なわれない）点にあるが、あまり大量に開くと、今度は人間の処理能力が追いつかなくなってくる。ウインドウを分けて、分かりやすくタブを整理するのは基本だが、それでも3つ前の操作のタブに戻る、といった場面では、あちこちタブを移動するハメになるはずだ。
「TabJump」では、現在開いているタブを基準に、ドメイン情報から「関連するタブ」を、操作履歴から「よく使うタブ」を表示してくれる。次に開きたいタブを、絞り込んだ可能性から提示してくれるので、操作にかかる時間も人間の負担も、最小限で済むようになっている。

■ Chromeで展開中のタブからよく利用するものをピックアップする

「TabJump」をChromeWebStoreからダウンロードし、インストールしよう

インストールすると、Chromeのアドレスバーに緑色の矢印アイコンが追加される。このアイコンをクリックすると……？

Chromeで展開しているタブの情報がポップアップで表示される。「閉じたタブ」「関連するタブ」「よく使うタブ」に分類されていて、必要なタブを見つけやすくなっている

タブのロック機能にも対応している。ポップアップの右上の錠前のボタンをクリックすると、間違ってタブが閉じないようロックできる

ロック処理を施したタブは、「☓」をクリックして閉じようとすると、確認画面が表示されるので、すぐにそれと気付くことができる