最新リムーバブルメディアのメリット・デメリット

USBメモリは仕事上のデータを同僚に渡したり秘密の動画を隠したりと、もはや日常的なファイル保存媒体として欠かせない。最近では「TurboUSB」「SDスピードクラス」など、従来の製品よりも高速とされる規格のリムーバブルメディアが続々登場しているのだ。従来の製品との速度差をしっかり覚えておいて、購入時には値段を取るか速度を取るか、よーく検討しよう!


■ 高速なリムーバブルメディアを支える技術

新技術を利用したモデルは残念ながら従来品より高価だ。だが容量が少なければ意外に少ない出費で手に入れることができる

「SDスピードクラス」はSDカードの転送速度を表す規格。現在のところクラス6が最速だ。サンディスクの「エクストリームIII」はクラス6のモデルの中でもずば抜けて速い転送速度が売りだ

「SLC」は「Single Level Cell」の略でUSBメモリやSSDドライブに使われるフラッシュメモリの形式の1つ。一般的な「MLC」とは違い超高速で耐久性にも優れている。グリーンハウスの「PicoBoost」はSLCと明記されているUSBメモリの中でも指折りの低価格モデルだ

「TurboUSB」はUSBのデータ転送速度の限界を突破させるための高速化技術。バッファローのUSBメモリ「RUF2-RS」はSLCを採用しているほかTurboUSBに対応しており劇的に速い

■ リムーバブルメディア新技術の特徴

SLCTurboUSBSDスピードクラス6
スピードが速い
耐久性がMLCの10倍以上
消費電力が低い
×MLCよりはるかに高価
通常のUSBメモリの限界を突破する転送速度
×対応製品がバッファロー製以外にない
×専用のドライバをインストールする必要がある
最低速度が決まっているため動作不良が起きにくい
書き込み速度が極めて高速
×クラス4やクラス2のメディアより高価
2009年03月03日 14時35分
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