再生が止まる破損DVDなどからデータを救出する「Dead Disk Doctor」

DeadDiskDoctor_00.jpg
読み取りエラーを起こすCD・DVD・フロッピー・HDDから、ブロックサイズを変えながらデータを救出するフリーソフト「Dead Disk Doctor」がリリースされた。特に効果的なのは、プレイヤーでの再生時に画面が止まったりするDVDからのデータ救出。「Dead Disk Doctor」で救い出す → 救ったデータを再度書き込み、で問題なく再生できるようになることが多いぞ。そもそも、メディア内のデータは、そう簡単には壊れない。再生が止まるのは、安定してデータを読み込めない程度にディスク状態が悪化していることが原因であるケースがほとんど。「Dead Disk Doctor」は、メディアから一度に読み取るデータ量「ブロックサイズ」を、読み取り元メディアの状態に合わせて変えながらデータを救い出す仕組みなので、状態の悪化したメディアからでも問題なくデータを救い出せるのだ。

DeadDiskDoctor_01.jpg
「Dead Disk Doctor」を作者のページからダウンロードしインストール。有償版との差は、救い出したデータをDVD-R等に書き込むライティング機能の有無のみ。別途ライティングツールを用意すれば良いだけの話なのでフリー版で十分。

DeadDiskDoctor_02.jpg
起動して最初の画面で「I want to copy files from damaged media to a specific folder.」を選ぶと救出元の選択画面になる。DVDの場合はドライブを選択しCtrlで全フォルダを選択し「Next」。左SS通り、ドライブが多いと表示が欠ける問題がある。6個目以降のドライブは選べないので注意。

DeadDiskDoctor_03.jpg
次の画面で出力先ドライブ・フォルダを選ぶ。出力先フォルダを開いて「Next」。

DeadDiskDoctor_04.jpg
メディア状態に合わせて「Block Size」をリアルタイムで変更しながら読み込みが行われる。問題のない箇所では4096bだが、読み取れない場所では、2048b → 1024b……とブロックサイズを変更し、どうにか読み取りを行ってくれるぞ。

DeadDiskDoctor_05.jpg
先ほど設定した出力フォルダにファイルが生成されているので、MPCなどのプレイヤーを使い、再生が止まった箇所を再生確認。今度は無事に再生できるはずだ。ライティングソフトを使ってDVD-Rなどに書き込もう。

2006年07月22日 11時26分
©教えて君.net All Rights Reserved.