突然、特定のソフトを起動するときにエラーが出るようになった。何も悪いことはしてないはずだが。

原因を特定するのは難しい。システムの復元で正常に動作していたときの状態に戻すのが得策。
特定のソフトを起動するときにいきなりエラーが出るようになったり起動しなくなったときは、最近になって新規導入したソフトやドライバなどが原因であることが多い。ソフト同士の相性が悪いと「競合問題」を起こして正常に動作しなくなるのだ。競合している原因を突き止められればトラブルは解消できるが、多数のソフトが絡み合って問題が発生していると原因究明はかなり難しい。
ソフトが正常に起動していた時点まで、パソコンの状態を巻き戻そう。XPの「システムの復元」という機能を使えばカンタンに行える。設定にもよるが1週間くらい前の状態にならすぐ戻すことができるはずだ。
状態を戻すというと書いたメールや落とした動画などが消えるんじゃないかと思うかもしれないが、ソフトやシステム関連のファイルだけを巻き戻せるので心配無用だ。ただし最近導入したソフトはすべてアンインストールされるので注意しよう。

スタートメニューの「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「システムの復元」を選択する

「システムの復元の開始」画面が表示されるので「コンピュータを以前の状態に復元する」を選択して「次へ」をクリックしよう

復元ポイントの選択画面が表示される。カレンダーで戻したい日付をクリックし、右欄に表示される時間から正常に動作していた時間を選択。「次へ」をクリックする。なお復元ポイントは主要なソフトのインストール時などには自動で作成される

確認画面が表示されるので、ほかのソフトをすべて終了して「次へ」をクリック。パソコンが再起動して指定した日時の状態に戻る

巻き戻しを行ったことでかえってパソコンに不具合が発生した場合は、システムの復元を起動して「以前の復元を取り消す」を選択しよう

2007年08月28日 00時15分
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