10年後でも確実に使える短縮URLを作成!「YOURLS」を共用サーバーに導入する

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「YOURLS」の魅力は、長期間、安心して短縮URLを使い続けられる点にある。自前のサーバーに導入するので、勝手にサービスが打ち切りになる心配もないし、他人にアクセス状況を盗み見られる危険もない。「お名前.com」の独自ドメインと組み合わせれば、「怪しいURL」と邪推されることもなく、短縮したアドレスを先々まで使い続けられるのだ。

前回の記事では、「お名前.com」で独自ドメイン名を取得し、合わせて共用サーバーを用意。YOURLSをダウンロードして、「user」フォルダ内の設定ファイル「config.php」を開くところまでを解説した。
今回はその続きで「config.php」の設定を行うが、その前に「お名前.com」の共用サーバーにデータベース(MySQL)」を導入し、そのデータベースの設定を調べておく必要がある。「データベース名」「ホスト名」「ユーザー名」「パスワード」の4つの情報を把握し、それを「config.php」に入力すればOK。難易度は決して高くないので、慌てずに作業を進めよう。

■ 「お名前.com」の共用サーバーでデータベースを作成

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お名前.com」の「サーバーNavi」を開く。左のメニューの「サービス情報」から「ご利用サービス確認」をクリックしよう

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利用中のサーバーサービスの一覧の中から、「共用サーバーSD」のコントロールパネルの「ログイン」をクリックする

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コントロールパネルが開いたら「データベース設定」の「MySQL」をクリックしよう

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「作成」ボタンをクリックして、新しいデータベースを作成する

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データベースが作成された。「データベース名」「ホスト名」「ユーザー名」「パスワード」は、この後、必要になるので、この画面を開いたままにしておくか、別のテキストエディタなどにメモしておこう

■ データベースの情報をYOURLSの設定ファイルに書き込む

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YOURLSの「user」フォルダ内にある「config.php」(前回の記事を参照)を開く。「define( 'YOURLS_DB_USER', 'your db user name' );」という項目があるので、「your db user name」の部分に「データベース名」を入力する。同様にして、後に続く「your db password」「yourls」「localhost」にも、それぞれ「パスワード」「ユーザー名」「ホスト名」を入力

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「define( 'YOURLS_SITE', 'http://site.com' );」という項目があるので、「http://site.com」の部分を、自分が取得した独自ドメインのURLに書き換えよう

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「'username' => 'password'」「'username2' => 'password2'」という記述に注意。この2つが初期設定のユーザー名とパスワードだ。このままでも利用できるが、YOURLSを本格的使う場合は削除して、新しいユーザー名とパスワードを登録しておこう。以上の設定が終わったら、保存してconfig.phpを閉じる

■ FTPを使ってYOURLSを共用サーバーにアップロードする

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設定が完了したら、YOURLSのファイルを共用サーバーにアップロードしよう。コントロールパネルの「「Web設定」から「FTPアカウント」をクリック。FTPのアカウント、パスワード、サーバー名が記載されているので、「FFFTP」などのFTPクライアントソフトで接続しよう

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共用サーバーにFTPで接続したら、名前が取得したドメイン名になっているフォルダを開き、「YOURLS」のフォルダ内にある全てのファイルをアップロードしよう

■ YOURLSのインストールを行いログインする

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FTPでのアップロードが完了したら、ブラウザで「http://<ドメイン名>/admin/install.php」のアドレスを開く。「<ドメイン名>」の部分には、自分が取得したドメイン名を入れよう

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YOURLSのインストールページが開く。「Install YOURLS」をクリックしよう

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「YOURLSのインストールが行われる。成功すると「YOURLS Administration Page」というリンクが表示されるので、これをクリック

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ログイン画面が開く。「config.php」で設定したユーザー名とパスワードを入力してログインしよう。初期設定のままだと、「username」「password」もしくは「username2」「password2」でログインできる

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YORULSのホーム画面が開いたら導入作業は完了だ

■ 完成したYOURLSでURLを短縮してみる

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さっそくURLを短縮してみよう。短くしたいURLを入力して「Shorten The URL」ボタンをクリックする

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「Your Short link」に短縮されたURLが表示される。ここでは「http://www.oshiete-kun.net」というURLが「http://onamaedomain.com//1」という独自ドメインの短縮URLに変換されている

YOURLSで短縮されたURLは「http://<独自ドメイン名>>//数字」という形式になるが、このアドレスの「数字」の部分は、指定の文字列に置き換えることが可能。「Custmo short URL:」で文字列を設定して変換すればOKだ。
また、YOURLにはbit.lyと同様、アクセス解析の機能がある。ホーム画面の短縮URLの履歴から「Acutions」の「Stats」(グラフのボタン)をクリックすると、アクセス解析のページが開く。このページのアドレスは、bit.lyと同様に「http://<独自ドメイン名>>//数字(文字列)+」だ。ただし、ユーザー名とパスワードを入力しないと見られないので、部外者に勝手に短縮URLのアクセス状況を調べられる心配はない。

なお、これから、YOURLSで短縮URLをつくる人、独自ドメインを取得する人には朗報だ。 「お名前.com」では今なら、ドメイン登録数世界No.1記念キャンペーンを期間限定で実施中。人気の[.mobi]ドメインが最安値"150円"、[.net]ドメインが"460円"で取得可能だ!もちろん人気の日本語ドメインも格安だ!

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YOURLSを「お名前.com」の独自ドメインサーバーで管理すれば、短縮URLに付きものの不安である、サービスの突然の終了や、アクセス解析の覗き見といったリスクを回避できる。もちろん、短縮されたURLには自分のドメインが使われているので、誰がどういう意図でURLを隠した(短縮した)のか分からない既存の短縮URLサービスよりも、高い信頼を得られる。
ブログやウェブサイト、TwitterやFacebookで短縮URLを頻繁に使っているなら、「お名前.com」とYOURLSを組み合わせて、自分専用の安心して使える短縮URLサービスを用意しておこう。

2013年11月03日 12時00分
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