正体不明/駆除不能なウイルスに「FreeFixer」

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自分のアンチウイルスが反応していないスパイウェアや、駆除不能なウイルスなどを消し去るための最終手段として覚えておいて欲しい、システムの詳細状況スキャン→不要項目除去ツールが「FreeFixer」。オンラインデータベースとの連動が特徴だぞ。

「FreeFixer」は、悪質なウイルス・スパイウェアなどをシステムから除去するためのツールなのだが、いわゆるアンチウイルスやアンチスパイウェア等とは少し違う。システムの現在の詳細な情報を分析し、例えば実行中プロセスやスタートアップ、ブラウザヘルパーオブジェクトなどをリストアップするツールなのだ。自分で選択した項目をシステムから除去できるので、原理上、アンチウイルスやアンチスパイウェアと違って未知のウイルス・スパイウェアでも駆除できる。以前紹介したHijackThis(参考:スパイウェア系被害で掲示板に助けを求める前にHijackThis+HijackReader)と同系列のツールだが、ユーザーによる投稿で構築されるオンラインデータベースを利用し、各項目が安全かどうか確認できる点が特徴だ。駆除能力も非常に高いぞ。

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FreeFixerを作者のページからダウンロードしてインストールし起動。「Start scan」でシステム分析が始まる。

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表示されるのは、あくまで自分のシステムの現在状況。必要な項目を消してしまうと最悪Windowsが起動しなくなるので注意。

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各項目の「more info」をクリックするとオンラインデータベースが開く。下部に表示されているのは「その項目を消さなかった人/消した人」の人数。ユーザー登録後に投票を行ったりコメントを書き込んだりすることもできる。

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ウイルス・スパイウェアなどを発見したらチェックを入れて「Delete/Repair」。

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駆除不能だった項目はWindows再起動時に強制的に削除される。駆除能力の高さもポイントだ。

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どうしても自分で判断が付かない場合は「Save log」でログファイルを保存する。フォルダパスに全角が含まれていると保存時にエラーが出る。Cドライブ直下などに吐かせると良いだろう。

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生成されたログファイルをメモ帳で開き全文をコピー。

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フォーラムのユーザー登録を行い、スレッド一覧ページから助けを求めるスレッドを立ててみよう。英語掲示板なのである程度の英語力がないと厳しいけど……。

2008年02月04日 15時10分
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