携帯2年縛り契約をブッ飛ばせ! 白ロム入手完全マニュアル

携帯電話を機種変したくても、最近は2年縛りがあるから簡単には変えられない。仕方なく使い続けているという人は結構多い。だが白ロム販売サイトを使えば非正規に流通している携帯端末が手に入る。白ロムを使えば契約の縛りを無視して自由に機種変できちゃうのだ。白ロム販売サイトの活用法から使うときの注意点までまとめて紹介しよう。


携帯電話の使い勝手が悪くてストレスがたまるというときは、買ったばかりであっても機種変したくなる。だが最近の携帯電話は購入時に2年間は同じ機種を使うことを条件にした、俗に「2年縛り」と呼ばれる超ウザい契約を結ばされる。途中で解約や機種変をすると数万円のバカ高い違約金がかかり、早期に機種変するのは実質ムリといえる状態だ。そこで回線契約がされておらず電話番号などの情報が入っていない空っぽの携帯電話端末「白ロム」を使ってみよう。

解約や機種変をし終わった古い端末もこれに当たる。情報が登録されていないので当然そのまま電話をかけたりメールを送ったりすることはできないが、別の電話機から電話番号を移し替えることで利用できるようになる。

白ロムを利用して端末を変更するのは2年縛りを解除するわけではないので違約金は一切かからない。また機種にもよるが端末自体かなり安いので、超おトクに機種変できちゃうぞ。買った機種が気に入らなければ機種変前の端末に戻したり、2台の端末を交互に使うことまでできちゃう。気軽にいろんな端末を使いたい人にもオススメのテクニックだ!

■これが白ロムだ!


白ロムは携帯電話の電源を入れたときに「ICカードエラー」などの表示が出る


電話番号などの情報が登録されておらず空っぽなのが分かる

■白ロムって違法なんじゃないの? 問題点は?

電話回線の売買と違って白ロムの売買に法的な問題は一切存在しない。ただし携帯電話会社の無料修理サービスに加入できず、保証期間を過ぎると故障したときに実費がかかるほか、中古の場合は端末に傷が付いていることがあるなどの問題がある。あくまで自己責任で購入しよう。

■裏サイトで白ロムをゲットしよう

白ロムは携帯電話会社(キャリア)のショップで購入することはできない。購入には裏サイトを利用しよう。購入可能なサイトは大きく分けてオークションサイト、売買仲介サイト、ネット専売の通販サイト、実店舗がある通販サイトの4種類がある。オークションサイトや売買仲介サイトは白ロムをとにかく超安価で入手できるがトラブルに遭うリスクが高い。最近では端末の遠隔ロック機能が悪用され、購入後に機器がロックされて使用不可能にされてしまう詐欺が横行しているため、あまりオススメできないのだ。

初めて白ロムを購入するなら実際の店舗がある通販サイトを利用するのが一番だ。通販サイトの利用法は一般的なネットショッピングと同じなので問題なく使えるだろう。ポイントは新古品と中古品の違いだ。新古品は未使用の端末で、傷などがなく長期間の保証が残っているが、値段は高い。一方、中古品は人が使用した後の端末なので傷などがついていることがある代わりに非常に安く買えるぞ。

白ロムを手に入れたら電話番号の移し替え作業を行う。現在主流になっている「FOMA」や「S3G」などの3G端末なら、使っている端末内にある「SIMカード」というカードを白ロムに差し替えるだけでいい。ただしauの場合はSIMカードの入れ替え以外にauショップでの登録作業が必要なので注意。

■白ロム入手完全マニュアル


「ヤフーオークション」「モバオク」「楽天オークション」などのオークションサイトでは激安で入手できるが、遠隔ロック機能を悪用して購入後に使用不能にされてしまう詐欺が発生しており初心者向けではない


「ケータイアウトレット」などの売買仲介サイトはオークション形式ではないが、ユーザー同士が直接取引するという点では変わらない。在庫は多いが高リスクだ


「白ロム.com」や「tel-tel」などの通販サイトはネット専売だ。オークションなどと比べるとリスクは低いが、中古品が多く実店舗がないため端末を確認できない


「eiYAAA」「ケータイパラダイス」「Whiteshop」などは店舗での販売や受け渡しが可能で安心感がある


新古品は「未使用品」や「即解」とも呼ばれ、新規契約して即日解約した端末が多い。非常にきれいだが価格はそれなりに高い。一方中古品は価格がきわめて安価だ


SIMカードは電池パックの裏に収納されている。ドコモとソフトバンクなら使っている端末から白ロムにカードを差し替えれば機種変が完了する


auの端末はSIMカードの差し替えだけではなくauショップで「ICカードロッククリア」の手続きを行う必要がある。事務手数料は2100円だ


アドレス帳やメールの移行は「ドコモケータイdatalink」「au Music Port」「ソフトバンクユーティリティソフト」などを使うと便利。100円ショップなどで売られている携帯電話用のUSB通信ケーブルがあれば利用できる


microSDカードを使っているなら移行元の端末でバックアップをする方法もあるぞ。ついでにSuicaなどのアプリも移行しておこう

■ソフトバンクは要注意

ソフトバンクは盗難品や料金支払いが滞っている端末の不正流通を防ぐという名目で2月から通話規制をスタートした。問題があると判断された端末は通話が一切できなくなる。購入した白ロムがある日突然使えなくなったときは規制された可能性が高い。判断基準は公開されておらず、事実上すべての白ロムが規制の対象になり得るため注意が必要だ。


ソフトバンクの規制には批判の声が上がっており、白ロム販売サイトが訴訟を起こす事態にまで発展している

■Tips:端末の傷は外装交換で直せる

購入した白ロムの傷が気になるときは「外装交換」サービスを使う手がある。端末の外側だけを修理してくれるサービスで、見た目は新品同様になる。料金はキャリアによって異なるが4000円から5000円程度だ。ただしソフトバンクでは同種のサービスは利用できない。

2009年04月22日 20時06分
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