Cドライブの容量が足りないなら…「pagefile.sys」を削除可能にする

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Cドライブの容量が足りなくなってきた場合、ゴミ箱などの不要ファイルを削除するのが基本だが、それでもまだ容量不足は解消されない、という場合、数ギガバイトを占拠するページキャッシュの削除という奥の手がある。Cドライブの「pagefile.sys」 を消せるようにするテクを解説しよう。

ページングファイルとは、Cドライブの一部を、仮想メモリとして利用する機能。メモリの容量が少ない場合の補助機能だが、メモリを大量に搭載している場合には無用の長物。
Cドライブの容量を確保したい場合にはページングファイル、具体的にはCドライブにある「pagefile.sys」 を削除しよう。ただし、このファイルを削除できるのはページングファイルを無効にしてから。コントロールパネルの「システム」の深部にある設定を変更しよう。
ページングファイルを無効にすれば、「pagefile.sys」 は削除できるようになるし、以降も生成されなくなるので、その分、Cドライブの容量を確保できるのだ。
なお、搭載メモリの容量が少ない場合、仮想メモリが使えないとエラーが頻発するといったトラブルになる可能性がある。最低でも8Gバイト、できれば16Gバイト以上のメモリ搭載マシンでのみ設定しよう。

■ Cドライブの「pagefile.sys」 は大容量で邪魔

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コントロールパネルの「フォルダーオプション」の「表示」タブで、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外す

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するとCドライブに「pagefile.sys」が表示される。容量にして10ギガバイト近く。ノートPCでCドライブがSSDになっている場合、この容量はあまりに大きすぎる。しかし、削除しようにもファイルが使用中で削除できないとエラーが出る

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コントロールパネルの「システム」を開こう

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パソコンに搭載されているメモリの容量を確認しよう。最低でも8Gバイト、できれば16Gバイト以上のメモリを搭載しているのが、この設定を行う条件

■ ページングファイルを無効にする

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コントロールパネルの「システム」から「システムの詳細設定」を開こう

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「システムのプロパティ」が開く「詳細設定」タブを開き、「パフォーマンス」の「設定」をクリックする

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「詳細設定」の「仮想メモリ」で「変更」ボタンをクリックしよう

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「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外し、「ページングファイルなし」を選択。「設定」をクリックしよう。これで「pagefile.sys」 は削除可能となる

2013年04月23日 22時30分
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