独自ドメインで使えるRSSリーダーが完成 Googleリーダーから「Tiny Tiny RSS」に乗り換えよう

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「TinyTinyRSS」はサーバーに導入するタイプのRSSリーダー。7月に終了するGoogleリーダーの代替として注目を集めているサービス。自分で用意したVPSに導入した「Tiny Tiny RSS」は、Googleリーダーのようにサービスが勝手に終了になる心配はない。自分専用としても使えるし、複数人で共有しての利用も可能だ。この「Tiny Tiny RSS」を「お名前.com」の独自ドメインでの活用方法を解説するぞ。

前回の記事では、VPSに「Tiny Tiny RSS」を設置して、インストール画面を表示するところまでを解説した。解説の後半部となる今回は、前回取得してあった「お名前.com」の独自ドメインを、VPSに割り当てる作業から始めよう。
手順はシンプル。「お名前.com」の「DNSレコード設定」に、VPSのIPアドレスを登録すればOK。これで「お名前.com」の独自ドメインのURLから、「Tiny Tiny RSS」を利用できるようになる。
あとは、MySQLにTiny Tiny RSSの設定を作成すれば準備は完了。インストーラーの画面でMySQLを設定すれば、Tiny Tiny RSSにログインできるようになるぞ。

■ VPSのIPアドレスを「お名前.com」の独自ドメインに設定

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お名前.com」で「ドメインNavi」にログイン。「ドメインの設定」を開く。「ネームサーバーの設定」から「DNS関連機能の設定」をクリック

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「DNSレコード設定を利用する」の「設定する」ボタンをクリックする

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取得済みドメインの一覧が表示されるので、「Tiny Tiny RSS」で利用したいドメインを選択して、「入力画面へ進む」をクリックしよう

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「TYPE」に「Aレコード」を選択。「VALUE」にVPSのIPアドレスを入力して、「状態」を「有効」にしたら「追加」をクリックする

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「レコード取得」に入力したIPアドレスの設定が表示されたら、下の「確認画面へ進む」ボタンをクリックする

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確認画面で「設定する」ボタンをクリックしよう。これでVPSに「お名前.com」の独自ドメインでアクセスできるようになる

■ データベースの設定を追加して「Tiny Tiny RSS」を起動する

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コンソールで、コマンド「yum install httpd php mysql-server」を実行し、MySQLのインストールを行おう。途中の[y/N]の確認が表示されたら「y」を入力してEnterを押す

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インストールが完了したら「mysql -u root -p」を実行してMySQLにログイン

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grant all on *.* to root@"localhost"identified by "(パスワード)";」を実行して、rootのパスワードを設定。さらに「grant all on *.* to (ユーザー名)@"localhost"identified by "(パスワード)";」を実行して、ユーザー名とパスワードを登録する

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続いて「create database ttrss;」を実行して「ttrss」というデータベースを作成する

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exit」を実行してMySQLを終了。コンソールで「mysql -u root -p ttrss < /var/www/html/tt-rss/schema/ttrss_schema_mysql.sql」を実行して、MySQLにTiny Tiny RSSのデータを送り込む

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FFFTPで「var/www/html/tt-rss」を開いて、Tiny Tiny RSSの設定ファイル「config.php-dist」を取り出そう

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「config.php-dist」をテキストエディタで開く。一番上の「Database configuration」を設定。「DB_TYPE」に「mysql」と入力し、「DB_USER」「DB_NAME」「DB_PASS」に、それぞれMySQLに設定したユーザー名(root以外)、パスワード、データベース名(ttrss)を入力。「config.php」というファイル名で保存してFFFTPで同じ場所にアップしよう

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ブラウザでTiny Tiny RSSのインストーラー画面を表示させて、「Datebase setting」を入力。「Database type」に「MySQL」を入力。「Username」「Password」「Database name」に「config.php」で設定したユーザー名、パスワード、データベース名を入力し「Test configuration」

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PTPのバージョンや「config.php」の設定などのチェックが行われる。「Save configuration」をクリック

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エラーが出る場合は、問題を1つ1つ解決していこう。画像はパーミッションのエラー。FFFTPで「tt-rss」以下にあるフォルダの属性を777に変更すればOK

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Tiny Tiny RSSのログイン画面が表示されたら成功。初期設定では「Login:」に「admin」、「Password」に「password」と入力すれば管理者としてログインできる。ログインしたらパスワードを変更して、普段利用するユーザーアカウントを作成しよう

ここまでの手順で、独自ドメインの「Tiny Tiny RSS」を利用できるようになる。機能的にGoogleリーダーとよく似ているので、Googleリーダーのユーザーなら使い方に困ることはないはずだ。
「Tiny Tiny RSS」では、Googleリーダーからの登録サイトの移行にも対応している。Googleリーダーの設定画面からXMLファイルをダウンロードして、「Tiny Tiny RSS」の設定から読みこめば、全てのデータを一度に移行することができるぞ。

なお、これから、Tiny Tiny RSSでRSSリーダーを立ち上げる人、独自ドメインを取得する人には朗報だ。「お名前.com」では今なら、ドメイン登録実績600万件突破記念キャンペーンを期間限定で実施中。人気の[.mobi]ドメインが最安値"180円"、[.net]ドメインが"600円"で取得可能だ!もちろん人気の日本語ドメインも格安だ!

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独自ドメインで利用すれば、URLもシンプルになって使い勝手も向上。長く愛用できるサービスになる。
お名前.com」の独自ドメインと「Tiny Tiny RSS」を使って、安心・安定の情報収集を行える環境を構築しよう。

2013年06月20日 15時00分
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