パソコンの画面をキャプチャするツールは数あれど、基本的には操作方法はどれも一緒。カーソルでキャプチャしたい領域を選択する方式ばかりだ。その中で唯一、座標を指定してキャプチャできるのが「画面ライター」。使い方次第では非常に便利なツールなのだ。

画面キャプチャツールは、カーソルでキャプチャしたい領域を選択するのが普通だが、画面の同じ部分を、何度も繰り返してキャプチャしたい場合、何度も操作していると手が疲れるし、寸分たがわぬ領域選択を繰り返すのも難しい。
そこで、カーソル指定ではなく、座標を指定してキャプチャするソフトを利用する。「画面ライター」は座標入力に対応したキャプチャソフト。このソフトで、画面上の場所を指定すると、そこの領域を固定して、繰り返しキャプチャ画面を撮影できる。
例えば、大量のページの一部分をキャプチャして見比べたい場合、ブラウザを固定してキャプチャ座標を指定。あとはページを移動してキャプチャを繰り返すだけで、同じ領域の画像をいくらでも撮り続けられる。
同じ場所のキャプチャを大量に撮りたいときは非常に楽なので、ぜひ覚えておきたいツール。

■ 指定した座標のキャプチャを固定で撮影する

「画面ライター」をダウンロードし、インストールしよう。起動するとタスクトレイに常駐するので、右クリックメニューから「プロパティ」を開く

プロパティの「画像」タブを開こう。「領域」の「ユーザー任意」でキャプチャを行う座標を指定できる。数字の座標を指定するのは大変なので、「画面上で設定」をクリックする

座標指定用のウインドウが表示される。画面上のキャプチャしたい領域を、このウインドウで覆えばOK。「OK」をクリックすれば、座標が入力されるぞ

次に「キャプチャーキー」タブで、画面キャプチャを実行する操作を瀬底する。標準はPrint Screenキーだが、好きなボタンを指定することも可能

指定したキーを押すと、ウインドウで指定した領域がキャプチャされる。ウインドウやブラウザを動かしても一切影響を受けずに、同じ領域がキャプチャされるのが特徴。ブラウザなどを固定してページを移動すれば、位置を変えずにページだけを変えて画面を撮影する、といったことが可能になる