画像ビューア機能付MP3プレイヤー等で青空文庫を読む「青P」

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『青空文庫形式のテキストファイルをPNG画像で出力するツール、略して「青P」』がリリースされた。……名前の通りのツールなのだが、つまるところ、著作権の消滅した/主張されていない文学を「青空文庫」からダウンロードし、画像ファイルに変換すれば、画像ビューア機能付きのガジェット(一部MP3プレイヤーやデジカメなど)で読書できるのだ。編集部のテストでは、テキスト状態で70KBだった高村光太郎「智恵子抄」は、PNGに変換すると1.3MB。……もちろん肥大化する訳だが、256MB↑が当たり前となっている近年のガジェットなら、現実的に圧迫となるほどのサイズではない。「青Pで青空文庫をガジェットに入れて読む」は、ガジェットの液晶サイズ次第で「現実的」と言える読書スタイルだろう。

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青空文庫のデータは、「テキスト」「XHTMLファイル」の二形式で配布されている。「テキスト」の方を落として解凍すると出てくるtxtファイルを利用する。

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「青P」を作者のページからダウンロードし解凍して起動。先ほどのtxtを「入力」に設定し書式を選んで「変換」。

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デフォルトでは、txtと同じフォルダにページ分割されたpngが大量生成される。これらのファイルをガジェットに移し、ビューア機能の「次の写真へ」などを使って読書するのだ。

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書式で「ユーザ定義」を選択し「ユーザ定義詳細」で書式を自分好みにカスタマイズすることも可能。「画像サイズ」にガジェットの解像度を設定し、好みに応じて縦書き/横書きを選ぼう。また、「余白」は全て0にしておくのがオススメだ。

2007年04月14日 22時05分
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