スマホやPCに音楽をストリーミング配信 独自ドメインの「Subsonic」でマイ音楽SNSが完成

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サーバーに「Subsonic」のインストールが完了したら、「お名前.com」で取得した独自ドメインを、Subsonicに設定しよう。パソコンやスマホから好きなアドレスで接続できる、自分たちだけの音楽ストリーミングサービスが完成するぞ。

前回の記事では、「お名前.com」で音楽サーバー用の独自ドメインを取得し、VPSでサーバーを立ち上げ、Subsonicをインストールするところまで解説した。今回は、用意した独自ドメインをSubsonicに登録し、独自ドメインのアドレスでSubsonicにアクセスできるように設定するぞ。

Subsonicで独自ドメインを使えるようにするには、「お名前.com」側の設定で、DNSレコードにサーバーのIPアドレスを登録しなければならない。IPアドレスはVPSのコントロールパネルで確認できるので正しく設定しよう。
また、独自ドメインのアドレスでSubsonicに接続する際、URLの末尾に「:4040」とポート番号を追加するのを忘れないように。
あとはSubsonicに音楽を転送して、いつでもどこでも聴ける体制を作るだけ。楽曲をたくさん登録して家族や仲間に紹介し、皆とコミュニケーションしながら音楽を楽しもう。

■ 「お名前.com」の独自ドメインをSubsonicに登録

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お名前.com」の「ドメインNavi」にログインし、「ドメイン設定」を開こう。「ネームサーバーの設定」の「DNS関連機能の設定」をクリックする

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「DNSレコードの設定を利用する」の「設定する」ボタンをクリックしよう

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お名前.com」で利用している独自ドメインの一覧が表示される。「Subsonic」で利用したいドメイン名を選択して「入力画面へ進む」をクリック

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「対象ドメイン」に選択したドメイン名が表示されているのを確認。「入力」の「TYPE」で「A」を選択し、「VALUE」にVPSのIPアドレスを入力。「状態」を「有効」にして「追加」をクリックしよう

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「レコード追加」にAレコードのIPアドレスの設定が表示されたら「確認画面へ進む」をクリックしよう

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確認画面が表示されるので、画面下の「設定する」ボタンをクリックする

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これで「お名前.com」のDNSレコードの設定は完了。「手続きを続ける」をクリックして画面を終了させる。DNSレコードの変更が反映されるまでには、長いときで最大72時間かかるので、気長に待つべし

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VPSにログインし、左の「サーバーリスト」にあるサーバー名をクリック。「DNS逆引き設定」タブを開いて「変更後のホスト名」に、先ほど登録した独自ドメイン名を入力して「確認」をクリックしよう

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「変更後のホスト名」が表示される。入力した独自ドメイン名が表示されているのを確認し「実行」をクリック

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ブラウザで、独自ドメインのアドレスを開いてみよう。アドレスは「http://(独自ドメイン名):4040/」となる。DNSレコードの変更が反映されていると、Subsonicのログイン画面が表示されるぞ

■ Subsonicの初期設定を行い音楽をアップロードする

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Subsonicに独自ドメインのアドレスでアクセスできるようになったら、さっそくログインして初期設定を行おう。まず最初に行うのは、音楽用フォルダの指定。「Setting」の「Media folder」で、「Music」フォルダの位置を指定して「Save」をクリック

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ついでに画面の表記を日本語化しておこう。「Settins」の「General」に言語設定があるので、「日本語(日本)」を選択すればOK

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初期設定が終わったら、音楽ファイルをサーバーにアップロードしよう。画面上の「More」をクイックして「その他」の「ファイルをアップロードする」で、音楽ファイルを固めたZIPファイルを指定し、アップロード先に「Music」フォルダを指定。「ZIPファイルを自動展開する」にチェックを入れて「アップロード」をクリック

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音楽がアップロードされたのを確認。画面下の再生ボタンを押すと、サーバーからのストリーミング配信で曲の再生が開始されるぞ

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もちろんスマートフォンからでも利用可能。これはAndroid用アプリ「Subsonic」から接続している画面。サーバーのアドレスには「お名前.com」で取得した独自ドメインが使われているので、設定でのサーバー指定作業が楽チンなのだ

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Subsonicに保存されている音楽がスマートフォンで表示され、好きな曲をストリーミング配信で聴くことができる。LTEはもちろんのこと、3G回線でも途切れることなく快適に再生できる

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Subsonicには、ほかのユーザーと交流するSNS的な機能もある。アルバムにタグを付けて整理したり、コメントでアルバムごとに評価を付けることが可能。利用中のユーザーとチャットで会話することもできるぞ

Subsonic用のスマホ用アプリは、Androidでは「Subsonic」(無料)、iPhoneには「iSub Music Streamer」(無料)、「Z-Subsonic」(有料)がある。それぞれインタフェースが異なっているので、自分に合った使いやすいものを選ぶといいだろう。

なお、これから、Subsonicで音楽サーバーを立ち上げる人、独自ドメインを取得する人には朗報だ。「お名前.com」では今なら、、ドメイン新規登録キャンペーンを期間限定で実施中。人気の[.mobi]ドメインが最安値"180円"、[.net]ドメインが"480円"で取得可能だ! もちろん人気の日本語ドメインも格安だ!

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Subsonicのような魅力的なツールを仲間内で共有する際に、接続先のアドレスがIPアドレスや冗長なURLだと、設定ミスをする人が続出するし、いかにも「間に合わせで用意した」という印象がぬぐえない。
その点、「お名前.com」で取得したシンプルな独自ドメインにすれば、ほかの利用者の印象もグッと良くなること請け合いだ。

みんなで使うサービスを開設したら、「お名前.com」の独自ドメインでアドレスもバッチリ決めてやろう。

2013年06月10日 15時00分
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