スマホ向け技術をChromeにも投入 ウェブページを圧縮転送して高速表示する拡張機能
大容量の通信回線が当たり前となり、ブロードバンドという言葉も死語となったが、今でもモバイルの通信環境によっては、サイト表示に時間がかかることがある。GoogleがChrome用に提供する「データセーバー(ベータ版)」は、ウェブページのデータを大幅に圧縮し、低速な回線での表示を効率化する拡張機能だ。
「データセーバー(ベータ版)」は、Chromeでのウェブページの表示速度を向上させる拡張機能だ。この拡張を導入すると、Chromeはウェブページを表示する際に、Googleのサーバーを経由するようになる。その際、サーバー側でデータの圧縮が行われ、本来の容量を大幅に減らすことで表示速度が向上するという仕組みだ。
元々、Andorid搭載のスマホやタブレットで利用されていた技術で、今回初めてパソコン向けのツールが投入された。まだ「(ベータ版)」の表記が付いているが、ほとんどサイトを2割~4割程度、容量を圧縮してから表示している。
ブロードバンド回線ではあまり恩恵を感じることはないかもしれないが、回線の細いナローバンドでは力を発揮する。モバイルユーザーにぜひとも活用してもらいたいツールだ。
■ ウェブページをGoogleが自動圧縮して転送速度を高速化

「データセーバー(ベータ版)」をChromeWebStoreからインストールしよう

インストールが完了すると、ツールバーにアイコンが追加される。これでデーターセーバーは既に有効になっており、ウェブページの読み込みが高速化されている

適当なウェブページを開いた後で、データセーバーのアイコンをクリックしてみよう。日ごとのデータの転送量がグラフで表示される

開いたウェブページの元のサイズと、データセーバーによる圧縮後のサイズ、容量がどれだけ圧縮されたかをパーセントで示した数字が表示されている。ちなみに、これはYahoo!Japanのトップページを開いときの数値。36.4%容量が圧縮され、その分、転送速度が高速化されている

ポップアップ内の「データセーバーをオフにする」をクリックすると、圧縮機能は無効化される。サイトや環境によっては必ずしも圧縮処理した方が速いとは限らないので、場面に応じて使いわけよう

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