感染してもいないのに「スパイウェアに感染しています！」などと騒ぎ立て、除去したければ～とクレジットカード番号の入力を求める、いわゆる「自作自演スパイウェア」に特化されたインストール不要のフリー検出＆除去ツールRogueRemoverがリリースされた。対応するマルウェアのリストは作者サイト内のページを参照。今現在自作自演スパイウェアに悩んでいる人はもちろん、全てのインターネットユーザーにとって、インストール不要で除去まで可能なツールは有用だ。今後新しいブラウザセキュリティホール等を悪用され、常用しているアンチウイルスが対応していないマルウェアに感染する可能性は、万人にとって0ではない。ブックマークに登録しておき、いざという時に打てる手を一つ増やしておこう。

少し前から、全く問題のないマシンでも左SSのように「重要なエラーが見つかりました！」と警告を発する自作自演スパイウェアが増えている。これは「SystemDoctor 2006」という自作自演スパイウェア。

RogueRemoverを作者のページからダウンロードし、解凍して内部のexeファイルを起動。「Scan」でスキャン開始だ。

スキャン結果が表示される。感染を検出できた場合は「Remove All」。警告が表示されるが「はい」。

「completed」と表示されたら除去成功。なお、編集部のテストでは、「SystemDoctor 2006」プロセスの終了やセーフモードでのログインなど、除去のための準備を一切行わず、「SystemDoctor 2006」が起動している状態のままでスキャン＆除去を行ったが無事に成功した。