だまされるな!迷惑メールに引っかかって個人情報流出
ウイルス対策ソフトを使っていても、指定アドレスやドメインを拒否しても、完全には防ぎきれないのが迷惑メール。ウカツにもこの迷惑メールのウソに引っかかってしまうと、Winnyもウイルスも関係なく個人情報の流出確定だ。
「緊急特別企画・女の子からビシバシメールが届きます♪」とかいう分かりやすいウソっぱちに引っかかる人が……いるんだなぁ。
迷惑メール本文のアドレスをクリックすると、かなりの確率で1クリック詐欺や、フィッシングサイトにジャンプする。迷惑メール業者は毎日1億通くらいのメールを無差別に出しまくる。100万人に1人引っかかれば、100人のカモゲットという寸法だ。
こうした迷惑メールは、アドレスやドメイン指定で排除しようと思っても、あまり効果はない。また、膨大な数のメールを自動的に送信し続けるソフトというのが実在する。アドレスはランダムに作成されたものなので、ほとんどは差出人に戻るが、中には無事届くものもある。届いたアドレスは実在するものとして業者のデータベースに加えられる。データベースはおそらく業者間で共有される。
手口は幼稚だが、なくならないところを見ると、やはり効果はあるわけだ。
いったん届き始めると、際限なく送られてくるのが迷惑メールの特徴
本文のアドレスにアクセスすると、1クリック詐欺やフィッシングサイトにジャンプすることが多い
迷惑メールには「完全無視」がイチバン
将来的にはともかく、今のところ迷惑メールを完全に防ぐ方法はないので、届いたメールはとにかく完全に無視するのが一番の対策だ。なお、1クリック詐欺のサイトで「会員登録完了しました○○円支払ってください」と表示された場合も、無視すれば問題ない。
フィッシングサイトは、大手の銀行やクレジット会社をかたり暗証番号などを盗み取るものだが、銀行やクレジット会社がウェブでそんなに大事なことを聞いてくることはあり得ない。
フィッシングサイトの例。金融機関がウェブ上にこんなサイトをアップすることはない。ダマされないよう要注意だ
……この記事の続きはネトラン12月号で!
通信販売はこちらから: amazon