PSP裏拡張テクニック・PSP-2000を変身させる魔法のテク(3)
前回作り上げた魔法のメモリスティック&パンドラ・バッテリーの「パンドラセット」を使えば、すべてのPSPをファームウェア1.50にダウングレードすることができる。ただ、実行手順がやや複雑で、注意深く作業を行なう必要がある。今回は、このパンドラセットでダウングレードする手順を紹介するぞ。今回も「転んでも泣かない」が合言葉だ。
このパンドラセットは、すべてのバージョンのPSPをファームウェア1.50にダウングレードできる最強の組み合わせだ。落としたいPSPにメモリスティックとバッテリのセットを入れると驚くことに自動的にパワーオン! メモリスティックから起動するのだ。
セットする順序は先にメモリスティック、その後でバッテリパックだ。ハメた途端に自動起動する。メッセージ画面で×ボタンを押すと1.50へダウングレードしてくれる。キモはACアダプタを途中でつなぐこと。これで完全に実行される。つなぐタイミングはフラッシュへの書き込みがスタートして数行過ぎたあたりで間に合うが、すぐ近くにコードを用意しておくことを怠らないように。
パンドラの作業自体はそう長くないが、パンドラ・バッテリ自体が50%以上の充電がされていないとツールが起動しない。あらかじめPSP-1000でフル充電しておくこと。また、作業が終了したらACアダプタは接続したままでパンドラ・バッテリをまず外す。それから未改造のバッテリと入れ替える。メモリスティックはそのままでも再起動できるが、念のため通常のものに変えておくとうっかり余計なものをセーブせずに済む。魔法のスティックは純度も重要なのだ。
セットを作るのは大変だが、一度作ってしまえば何度でも何台でも簡単にダウングレードできるようになる。
このセットですべてのPSPをファームウェア1.50に!
魔法のセットで自動起動。実はリカバリモードを利用して書換えを行うのだ。○ボタンではいざというときのダンプイメージをバックアップするが、いきなり×ボタンで実行してもよい
PSP-1000と2000ではバッテリ・パックの厚みが異なる。スリムになった2000にはスリムなバッテリが入っているのだ
ダウングレード中にAC電源を接続する。終了すると×ボタンでリスタート、のメッセージ。再起動するとブルー画面なので○ボタンを押して初期設定画面で設定を行う
……この記事の続きはネトラン12月号で!
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