iPhone/touchで無線LAN検出→自動接続→メール受信WifiTrek

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自分が使える無線LANがそこらかしこに存在するはずなのだが、具体的には何処にあるのか分からない、圏内に入ったら勝手にLANにログインしてメールチェックを行ってくれると便利なのに……という状況で便利に使えるiTS公認ツールが「WifiTrek」だ。

WifiTrekは、iTSで115円で販売されているApple公認ツール。基本的には「StumblerPlus(こちらは脱獄必須のフリーツール)」と同様の無線LAN検出ツールなのだが、自動的に一定時間間隔でリスキャンを行う機能と、新規発見したオープンな(WEP/WPA保護されていない)LANに対する自動ログイン→メール起動を行う機能が搭載されている。iPhone/iPod touchの「メール」は、仕様上、設定した「フェッチ(自動メールチェックを行う間隔)」以上の時間が経過していたら起動時に自動的にメールチェックを行うので、「(自動ログイン後の)メール起動」とは、即ち「自動でメールチェックを行う」機能だ。

……何故このツールがApple公認なのか良く分からないが、「自分が使える無線LANがそこらかしこに存在するはずなのだが、具体的には何処にあるのか分からない、圏内に入ったら勝手にログインしてメールチェックして欲しい、という状況で便利なツール」ということだと思う。

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基本的な外観はいわゆるWifi検出ツールだ。各ネットワークの認証の有無や電波強度なども表示される。第一のポイントは、起動しておくだけで自動的に、一定時間間隔でリスキャンを行ってくれること。

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第二のポイントは、「ログインできるLANを見つけたら自動ログイン」という機能が搭載されていること。「一定以上の強度でなければログインしない」という設定(If Open Network Signal is)や、ログイン可能なLANを見つけたときに音を出して教えてくれる設定(Notify Sound)も用意されている。

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自動接続設定も、単純にログインのみを行う「Yes」や、「WifiTrek」自体を終了させる「Exit」、Safari/メールを起動させる設定が用意されている(Safariに関して動作確認を取れていない、一定条件下で発動しない可能性アリ)。

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つまり、起動後にバッグの中にでも入れておけば、LANを発見した時点で勝手にログインして勝手にメールチェックを行ってくれる訳だ。

なお、特に関係のない話だが、無線LAN管理者は、自分のLANにログインしてきた機器の識別番号「MACアドレス」と、実際に通信された内容を記録することができる。MACアドレスによって「iPhone/touchからログインが行われた」という事は判断可能だし、POP3メールチェック時の通信は、メールアカウントやパスワードが暗号化されていないので、絶対に他人に覗かせてはならない。ただし、「MACアドレス」というのは自己申告の情報なので偽装可能だし、POP3sやIMAP4sなどの暗号化通信であれば「通信された内容」は解読不能だ。

※参考:iPhone/touchでMACアドレスを偽装できる「Stealth MAC」 :教えて君.net

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その他詳細はiTSの販売ページで。

執筆:tokix (tokix.net)

2008年11月05日 13時43分
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