情報強者テク:壊れたHDDからデータを激安サルベージ

こちらで紹介した「Active@HardDiskMonitor」を使ってハードディスクを監視していても、被害を減らせるだけでクラッシュ自体を防ぐことはできない。重要なデータを待避する前にクラッシュしてしまうとやっかいだ。破損したハードディスクからデータを救い出す復旧サービスは最低でも数万円の料金がかかるが、頼む前に6,000円のシェアウェア「HDDRegenerator」を試してみよう。


「HDDRegenerator」は、ハードディスクにできた「不良セクタ」と呼ばれる物理的な問題点をソフトウェアの力でムリヤリ修復してくれる。ハードディスク内のモーターが回らないなどの重度な障害は復旧できないが、60パーセント程度の確率で再度利用可能になる。データ復旧が数千円で済むなら安いもの。体験版でも不良セクタ1つ分だけなら修復できるので、購入前に直せるかどうか試してみよう。

■復旧サービスを使わずにデータ復旧

HDD Regenerator


データ復旧サービスによるハードディスクの復旧料金はダメージの状態や救出するファイルの容量によって大きく変わる。一般に軽度の障害なら2万円程度から、重度の障害なら10万円程度からが多い


HDD Regenaratorをクラッシュしたパソコン以外のパソコンにインストールして起動する。クラッシュしたパソコンがUSBメモリからの起動に対応しているならUSBメモリを挿入し「Bootable USB Flash」をクリック。そうでないならCD-Rメディアを挿入して「Bootable CD/DVD」をクリックする


ドライブを選択して「OK」をクリックしよう。次に表示される画面で「Burn CD」をクリックしてHDD Regenaratorの起動CDを作成する


クラッシュしたパソコンのドライブに作成したCDを挿入し電源を入れる。「1」を入力し「Enter」キーを押す。次の画面でもそのまま再度「Enter」キーを押そう


ハードディスクの修復がスタートする。体験版では1つ不良セクタが修復されると処理が止まるが、パソコンの電源を入れ直せば続きを行うことが可能だ。何度も電源を入れ直すのが面倒ならソフトを購入しよう

2009年06月02日 00時00分
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