Firefoxの3.6.4が公開 アドオンのクラッシュの影響を無効化
Firefoxが3.6.4にバージョンアップ。今回のバージョンからアドオンとブラウザが別プロセスとなり、アドオンが原因でクラッシュしてもブラウザ全体が影響を受けることはなくなった。Mozillaが以前から計画していたマルチプロセス化の第一歩となる更新だ。
Firefox 3.6.4では、アドオンとブラウザ本体が別プロセスで動作するようになり、アドオン関連でトラブルが発生しても、本体を巻き込んでクラッシュすることがなくなった。多彩なアドオンはFirefoxの長所であると同時に安定性を損う原因にもなっており、ブラウザとアドオンの別プロセス化は以前からの大きな目標となっていた。
なお、Google Chromeではタブがすべて別プロセスで動作し、1つのタグが落ちてもほかのタブは影響を受けないという、Firefoxとは段違いの「クラッシュ耐性」となっている。Firefoxも今回のアップデートを皮切りに、さらにマルチプロセス化を進めていく予定だ。
2010年06月23日 16時04分