コピーした文字列に手を加えてからペーストしたい場面は多い。例えば、コピーした文章を「""」で囲んだり、URLをコピーしたときにタグを追加したり……。「Clipboard Rules」は、クリップボードに送られた文字列をルールに従って加工するツールだ。

「Clipboard Rules」は、自由なルール設定が可能なクリップボード拡張ツールだ。指定した文字列がコピーされると、ルールに従ってその内容を変更し、ペーストする際には別の文字列に置き換えて出力できる。
例えば、「教えて君.net」という文字列をコピーしたら、自動的に「【教えて君.net】という文字列に置き換えてペーストするように設定することが可能。コピー＆ペーストでテキストに編集を加える作業を何度も繰り返すときに、ある程度ルールによって自動化すれば、作業はぐっと楽になるはず。
テキストの置き換えのほかにも、指定したプログラムの実行など多彩なカスタマイズが可能となっている。

■ クリップボードの文字列をルールに従って置換する

「Clipboard Rules」をインストールして起動。タスクトレイからメイン画面を開いて「Add rule」をクリックしよう

「Rule Name」に適当なルール名を設定。「Text」でルールを適用する文字列を指定する。ここでは「教えて君.net」という文字列をコピーした際にルールが発動するようにした

「Replace Clipboard text to：」のチェックボックスを有効にする。ここに置換する文字列を指定しよう。「【教えて君.net】」という文字列に置き換えられるように設定。確認のために「Popup Message」のチェックを有効にする。「Save Rule」をクリックして保存し、「Exit」で画面を閉じる

ルールが作成されたのを確認して「Tray」をクリック。最小化してタスクトレイに収納しよう

実際に試してみよう。「教えて君.net」という文字列をクリックボードにコピーすると……？

ルールが適用されたことを示すポップアップ画面が表示される。「OK」を押して画面を閉じる

クリップボードの文字列を「貼り付け」でペーストしてみよう

設定したルール通り、「教えて君.net」が「【教えて君.net】」に置き換えられてペーストされる