メール1通でPCを遠隔操作「GmailRemoteControl」

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ほんのちょっとの操作をしたいだけなのに、本格的な遠隔操作ソフトなんてかったるいぜ! という気の短い人もいるだろう。また、切羽つまった局面では複雑な操作をする余裕がないこともある。それなら、メール1通で遠隔操作しちゃえ!

「GmailRemoteControl」は、メールで遠隔操作ができるようになるソフトだ。このソフトをPCに常駐させておき、登録したGmailのアドレスにメールを送るだけで任意のアプリを起動したり、PCの再起動をしたりできる。定型文のメール1通を草稿トレイに保存しておけば、必要になったときにすぐ決まった操作をさせられる。操作目的がはっきりしている場合に超便利だぞ。

さて、ここで以前解説したEraser&UWSCの自爆スイッチ連携ワザを改めて紹介しよう。消したデータの復元が難しい消去ソフト「Eraser」を操作自動化ソフト「UWSC」で自動実行させる、というものだ。これに「GmailRemoteControl」を組み合わせると、メール1通で自爆スイッチを起動して緊急証拠隠滅を行うことができる。

ヤバイことになっちゃうと、怖い人がPCの周りをガードしてキーボードやマウスに近づけない! という切羽つまった事態もあり得る。それでも、携帯からGmailにメール送信するくらいの時間は残されているはずだ! UWSCを起動するコマンドをあらかじめ草稿トレイに入れておけば、自爆を実行するための時間はほとんど必要ない。自宅PCがネットにさえつながっていて、携帯からメール送信ができれば証拠隠滅ができるのだ。

送信ボタンをクリックした後に、さー写真も撮り終わったしPCを調査するかーと思った怖い人が「証拠がない!」と蒼白になるはずだ。まさに「計画通り!」、入念に計画を練ったかいがあったぞ!?

GmailRemoteControl
  
作者:Gianni Amato

GmailRemoteControlで遠隔操作

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GRC.zipを解凍し、「GRC.exe」を実行する

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msinet.ocxが見つからないというエラーが出る場合は、このアドレスからmsinet.ocxをダウンロードし、c:¥windows¥system32に配置する

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「スタート」→「ファイル名を指定して実行」→「regsvr32 msinet.ocx」→「OK」とクリック。これでmsinet.ocxの登録は完了だ

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UsernameにGmailのユーザー名を。PasswordにGmailのパスワードを入力し、「Sign in」をクリックする。サインインできたら、最小化でもしておこう。これでGRCが常駐状態になった

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GRCと自爆スイッチを導入後、この内容で携帯からメールを送信すれば……

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こういう華麗なコンボが成立して証拠隠滅できるわけですね、わかります。ただし、誤爆して自らマクロ登録済みのUWSCを実行し、HDDの中身が完全に消えてしまってもネトランは責任とれないので要注意!


2008年06月30日 17時13分
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