AVIに変換すると画質が劣化するのが許せない。最高に美しい動画の作り方を教えて。

AviUtlのフィルタを駆使すれば元ソースを超える高クオリティ動画を作れるぞ。
圧縮した動画で最高に美しい画質を目指すなら、AviUtlのフィルタ設定は避けて通れない道だ。
基本的にH・264動画で、2M~3Mbps以上のビットレートで圧縮すれば、簡単にDVDソース並みの画質の動画を作ることができる。だが、ここで満足するのはまだ甘い。神動画のエンコード職人たちは、AviUtlのさまざまなフィルタを駆使し、元動画の状態に応じて最適なフィルタを適用することで、DVDを超える画質を実現している。地デジやDVDの動画では、元々の線がぼけすぎていたり、色合いがズレていたり……といったことがよくあるが、こういった元素材の欠点をAviUtlのフィルタで補正すれば、さらに高画質に見える動画を作成できるというわけだ。
今回は線を美しく見せるテクニックを紹介しよう。

3つのフィルタと「拡張x264出力」のプラグインをAviUtlの「Plugins」に入れる

AviUtlを起動し、メニューから「設定」→「フィルタ順序の設定」→「ビデオフィルタ順序の設定」とクリック

導入したフィルタを上下に移動させて、順序が画像と同じになるように調整しよう

メニューから「フィルタ」をクリックし、使用するフィルタにチェックをいれる。今回は囲みの3つのフィルタを有効にする

「設定」→「prefilter for nonlinear sharpen」とクリックし、値を「100」にして「×」をクリック

メニューから「設定」→「nonlinear sharpen」とクリックし、設定画面を開く。このフィルタはノイズを除去し、ぼやけた画像をすっきり表示してくれるのでアニメなどに最適。基本的にはデフォルトのままで問題はないが、動画に応じて最適な調整値を選ぼう。「under」と「noise」は30のまま。「gain」は動画によって10~30の間で調整するのがオススメだ

「設定」→「warpsharp」を開き「depth」で太くなりすぎた線を調整

動画を読み込んだ後にメニューから「ファイル」→「拡張x264出力」。高ビットレートのH.264形式で出力しよう

左側が何もフィルタをかけなかったときの画像。右側がフィルタをかけた後の画像だ。線がくっきり表示されるようになっている

2008年12月06日 00時43分
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