Vista HomeBasicは本当は「Vista」ではなかった?

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先頃リリースされたベータ版も好評なウインドウズ7の発売が来年初頭に決まり、いよいよグダグダ感の増してきたVistaではあるが、Visitaの下位モデルであるVista Home Basicに「Vista」の名称を付けるべきか、MS内で議論のあったことが明らかになった。

米国ではVista対応マシンを示すシール「Windows Vista Capable」の適用について虚偽があったとして集団訴訟が行われているが、その中で、MSの内部でもVista Home Basicを「Vista」と呼ぶべきかについて真剣な話し合いが行われていたことが明らかになった。
VistaのHome Basicは、Aeroインタフェースが動作せずMedia Centerもサポートされていないという中途半端な仕様で、Vistaに期待されていた機能がことごとく外されていることから、「実質的にはVistaではない」という了解がユーザーの間でもなんとなくあったが、MSの一部の開発者たちも思いは同じだったようだ。
この訴訟は、Vista Home Basicを果たしてVistaと認めてよいか、Vistaでなかった場合、「Windows Vista Capable」(Vista対応)の表記は虚偽ではないか、という点が争点になっている模様。

もっとも極東のいちユーザーとしては今更HomeBasicがVistaか否かなどどうでもよく、それより開発中のウインドウズ7を少しでも良いものにしてもらいたい、というのが本音だったりする。

Home Editionは“Vista”ではない――マイクロソフト社内の議論が明らかに

2009年01月23日 21時49分
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