パーティション破損で瀕死のHDDを救う「TestDisk」

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1台のハードディスクを複数ドライブに分割しているパーティション情報が破損すると、パーティション内のデータにアクセスできなくなる。ハードディスクが壊れた!と思いがちだが、物理的にデータが破損しているわけではないのでパーティション情報を回復させれば内部のファイルを復元することが可能だ。

パーティション情報を復元するためのツールが「TestDisk」だ。破壊されたパーティションを解析して再度構築することができる。ハードディスクにいきなりアクセスできなくなったら、物理的に壊れている可能性も少なくないが、まずはTestDiskでパーティション情報の回復ができないか試してみるといい。数分で作業が完了するほど手軽なので、データをあきらめてしまう前にぜひ行ってみよう。

■ 運がよければ全データを復旧可能

TestDisk
  
作者:Christophe GRENIER

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TestDiskを起動したら「Create」を選択してキーボードの「Enter」キーを押す

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キーボードの上下キーで破損したパーティションを含むハードディスクを選択し、左右キーで「Proceed」を選ぶ。「Enter」キーを押す

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「Intel」を選択して「Enter」キーを押し、続いて「Analyse」を選択して「Enter」キーを押す

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「QuickSearch」を選択して「Enter」キーを押すと回復可能なパーティションの検索が行われる

0812-service025-005-thum.png回復可能なパーティション領域が表示される。回復させたいパーティションを選択して「Enter」キーを押す

0812-service025-006-thum.png「Write」を選択して「Enter」キーを押すとパーティション情報を修復することができる

2008年12月02日 14時16分
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