倉庫用のフォルダに大量のデータをZIP圧縮して保存している人は多いかと思うが、ZIP圧縮した書庫を後から見なおしたとき、何が入っているのか分からない……なんてことがよくある。ZIPファイル内部の画像を、圧縮状態でもサムネイル表示するツールが便利だぞ。

「CBX Shell」は、ZIP圧縮したファイルの中にある画像ファイルを、サムネイルとして表示するツールだ。通常、ZIP形式で圧縮されたファイルは、展開ソフトのアイコンで表示され、中身を知る手がかりはファイル名だけになる。「CBX Shell」を導入すると、ZIP書庫の中に何があるか、サムネイルから推測できるようになる。
特に便利なのが、テキストやMP3など、開いてみないと分からないファイルを圧縮保存する場合だ。フォルダの中に中身が分かるような画像を１枚、入れてから圧縮すれば、ZIPファイルのアイコンに画像が表示されるので、後から見なおしたときにすぐ内容を思い出せる。
大量のお宝ZIPファイルを保管・管理している人には、とても有用なテクニックだぞ。

■ ZIP形式で圧縮されている画像の内容をサムネイル表示

「CBX Shell」を公式サイトからダウンロードし、インストールしよう

CBX Shellを起動すると、設設定画面が表示される。すべての項目にチェックを入れて「OK」をクリックしよう

通常、ZIP形式のファイルは、解凍ソフトに関連付けられており、そのソフトのアイコンが表示されているが……？

CBX Shellをインストールすると、ZIPファイル内に画像ファイルがある場合、その縮小画像をサムネイルとして表示する。ZIPを展開しなくても、中に何の画像が入っているか分かるようになる

PDFやテキスト、MP3形式など、パッと見ただけでは内容が分からない形式のファイルをまとめるときも、画像ファイルを１枚、フォルダに入れてから圧縮すると……？

CBX Shellのインストールされている環境では、画像ファイルが表紙のように表示される。何のファイルが圧縮されているのか、ファイル名だけでなくビジュアル的にも分かるようになるのだ