拡張子が「.atc」となっているファイルは、何のソフトにも関連付けされておらず、普通のビューワやエディタでは中を見ることができない。このATCファイルは「アタッシェケース」というソフトで暗号化された独自形式。したがって解凍もアタッシェケースでしか行えない。

拡張子「.atc」のファイルを展開するには、通常のファイル解凍ソフトでは不可能。「アタッシェケース」を使おう。
アタッシェケースは、手軽に利用できる暗号化ソフトとして人気。特徴的なのが、パスワードによる暗号化のほかに、ファイルを使った暗号化にも対応している点。これは、画像やテキストなど特定のファイルのデータをキーにして暗号化する方法で、復号化する場合、暗号化の際に利用したのとまったく同じファイルが必要になる。
パスワード、ファイルのいずれかが必ず必要になるが、それさえあれば展開して元のファイルを取り出せるぞ。

■ ATC形式のファイルは「アタッシェケース」で元に戻す

拡張が「.atc」のファイルは、通常のビューワやエディタでは中を見ることができない。どう扱っていいか分からず困っている人もいるはず

ATCファイルは「アタッシェケース」という暗号化ソフトで生成されるファイルだ。こちらのサイトからダウンロードして起動しよう

起動したら、ATCファイルをソフト上にドラック＆ドロップで登録する

パスワードの入力が求められる。これはATCファイルの作成者にしか分からないので、本人に問い合わせるか、残されているパスワードがないか探してみよう

正しいパスワードを入力するとファイルの暗号化か解除され、元のファイル形式で出力されるぞ

なお、アタッシェケースでは任意のファイルをパスワードとして使うこともできる。その場合は、「動作設定」を開き、「高度な設定」から「パスワードに「ファイルの指定を許可する」にチェックを入れ、「復号時にパスワードファイルを自動チェックする」を有効にして、暗号化時に使われたファイルを指定しよう