2つのテキストデータの差分を抽出して色分け表示するウインドウ用Diffツール
テキストを数カ所、改変した後で、どこを変えたのか分からなくなってしまった……という場合に必須なのが、差分表示に対応したツールだ。ウインドウ用のツールの中での定番は「WinMerge」。差分を色別に分けて抽出してくれる。
「WinMerge」はウインドウ用の差分表示ツールだ。差分表はUnix系OSでは「Diff」と呼ばれ、ソースコードの差異を見極めるのによく使われる。が、ウインドウズ向けのツールは少ない状況。その中でも、「WinMerge」はもっともシンプルで使いやすいエディタとして人気だ。
インタフェースは左右2分割の画面で、両方に表示したテキストの差分を色別に表示する。もちろん、HTMLなどのコードの比較も可能。微細な違いを大量に含んだテキストデータでも、1つずつ差をチェックすることが可能だ。
普段はそれほど出番はないが、必要なときにこれほどありがたみを感じるツールもない。ウインドウ用のDiffツールとして頭のスミに入れておこう。
■ 2つのテキストの差分を抽出するdiffツール
「WinMerge」をダウンロードし、インストールして起動。新規画面を表示させよう
左右2分割の画面が表示されるので、比較したいテキストをそれぞれに貼り付けよう。「表示」→「行を右端で折返す」をクリックすると、テキスト全体が表示されるようになるので、特に日本語の文章の場合は読みやすくなる
メニュー右端の「表示更新」ボタンをクリックすると、入力したテキストデータが読み直される
左右のテキストデータの比較が行われる。左右のファイルの差異が色違いで表示されるぞ
長文で差異が大量にあるテキストの場合は、「現在の行内差異」ボタンが便利。クリックするたびに差異のある部分へとジャンプする
2015年04月16日 22時22分