メールのヘッダ情報から地域や勤務先がバレることってあるのですか?

送信元IPアドレスを知られずにメールを送信したければ、Gmailを使おう。
メールを送信すると、送受信されるデータの「ヘッダ」という部分に送信元のIPアドレスが記録されたまま相手に届くことがある。多少PCに詳しい人なら、どの地方に住んでいてどこのISPから接続しているのか、また会社のパソコンを使っている場合は会社名などが特定されてしまう可能性がある。
特にプロフィールを偽ってネットで知り合った相手とイケナイ関係を続けているような人は要注意。メールの文面ではうまくごまかせても、ヘッダから地域や勤務先がバレてしまうことだってあり得るのだ。
送信元IPアドレスを知られずにメールを送信したければ、Googleのフリーメールサービス「Gmail」などを使うといい。ただし、Googleのサーバにはアクセス元IPアドレスが保存されているはずなので、警察などが問い合わせれば送信元を特定されてしまう。悪用はほどほどにしておこう。

メールのヘッダには、このようにさまざまな情報が記録されている。複数ある「Received」ヘッダのうち、一番下のものの「from」という部分に、送信元のIPアドレスが記録されていることがある

「Whois」というサービスでIPアドレスを調べると、IPアドレスを所有している組織などがわかる。ISPを利用した接続の場合、契約者の個人情報までは分からないが、会社のネットワーク内からアクセスしていたりすると、勤め先を特定されてしまったりするぞ

IPアドレスを隠してメールを送信したければ、「Gmail」を利用しよう。希望するIDとパスワード、確認のための文字列などを入力するだけで登録できるぞ

ブラウザでGmailにログインして、「メールを作成」で宛先や件名、内容などを入力して送信する

Gmailから送られたメールのヘッダには、送信元のIPアドレスらしき部分は見当たらないのだ

2008年01月18日 00時09分
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