複数のHDDでRAID0を構築して高速アクセスを実現!

パソコンを高速化する手段としては、CPUを高性能なものに替えたり、メモリを増設したりするのが一般的だが、ハードディスクをRAID化するという方法もある。複数台で分散処理するので、アクセス速度を劇的にアップさせられるぞ。
RAIDとは複数のハードディスクをまとめて、1つの大きな仮想ディスクを作る技術。中でもRAID0(ストライピング)では、データを複数台のハードディスクに分散して書き込むことにより、大幅な高速化が可能になる。RAID0では、ハードディスクを多く増設するほど、高速かつ大容量になっていくのだ。
RAIDを構築する際に気をつけるのは、同じメーカー、同じロット、同じ容量のハードディスクを使用することだ。バラバラのハードディスクでRAIDを組むと、相性問題によりうまく機能しない場合があるので注意しよう。
RAIDの構築手段はマザーボードによって異なる。今回はGIGABYTE社製のマザーボードを使用した。自分で試すときはマザーボードのマニュアルを熟読してから行おう。
2台のHDDでRAID0を構築する

RAIDにはまったく同じHDDが2台必要になる。まとめて購入したものを利用するようにしよう。

マザーボードのコネクタにケーブルを追加、ハードディスクを接続しよう。RAID用に用意されているコネクタがあるはずなので、マニュアルで確認しておこう

BIOSを起動し、RAIDが使えるように設定を変更する。これもマザーボードによって手順が異なるのでマニュアルは要確認だ

「コントロールパネル」→「管理ツール」→「コンピュータの管理」を選び、ディスクの管理タブをクリック。さっき作ったディスクが表示されているのでフォーマットする。その後は通常のハードディスクと同じように扱えるぞ

XPを起動し、RAIDのディスクアレイを作成。ここでは2台のハードディスクを使い、ストライピングを構築。この作業が終わったら一度再起動しよう

試しに4Gバイト程度のイメージを移動させてみたが、明らかに速度が違ったぞ

1台で運用するより明らかに速度は向上。なお、同じHDDを3台以上用意できるのであれば、RAID5に挑戦してみるといい。RAID0だと片方のHDDが破損したら全データが使えなくなるが、RAID5ではその欠点を克服しつつ高速なデータアクセスを実現できる
■関連リンク
・メーカー:GIGABYTE
・製品ページ:GIGABYTE社製マザーボード一覧
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