操作感覚が非常に新しい動画編集LoiLoScope

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パブリックベータが登場したばかりの動画編集ツールLoiLoScopeは、スムーズな拡大縮小や無限平面インターフェイスなど、直感的な操作性が最大の特徴。エフェクトなどの動作が軽いのもポイントだ。動画編集初体験な人にもオススメなツールだぞ。

LoiLoScopeは、机などの上に適当に素材(つまり動画ファイルや写真、音楽など)を放り投げて適当に繋ぎ合わせる……というような操作感覚が面白い動画編集ツールだ。画面上に素材ファイルをドラッグ&ドロップして登録する、のは普通の動画編集ツールと同様なのだが、例えば「ミク関連のファイルはこのへん、その上に重ね合わせたい実写動画はこのへん」というように、机の上で写真などを散らかす感覚で、無限平面な画面上に素材ファイルを「適当に」配置しておけるのだ。ホイールやクリックなどでスムーズな拡大縮小が行われるのも操作性が高い。いずれ有料化されるらしいが現在のバージョンは誰でも使える無料版。一度弄ってみると面白いぞ。

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LoiLoScopeを作者のページからダウンロードしてインストールし起動。エクスプローラからのドラッグ&ドロップで動画/画像/音声ファイルを登録していく。

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登録されたファイルのサムネイルをクリックすると拡大してプレビューへ。カット開始/終了位置を定義する。「サムネイル」というのが「素材一つ」という意味。例えば、あるファイルを、ある部分からある部分でカットした後で「サムネイルをコピー」し、コピー先では別の範囲でのカットを行って別の素材(サムネイル)として利用する、といった操作も可能だ。

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複数のサムネイルを何となく同じ場所に並べておくための「マグネット」機能は上部「Home」から呼び出す。マグネット近くのサムネイルが磁石に吸い寄せられて自然と揃う、という動作イメージ。

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タイムライン上にサムネイルを登録してドラッグで移動させる……という考え方自体は通常の編集ツールと同じなのだが、この際の操作性も直感的だ。左SSのタイムライン上で各動画の縦方向マージンが異なるのは、実際にその場所にサムネイルをドロップしたから。エフェクトの処理も軽いぞ。

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「Home」内から動画ファイルの保存やYouTubeへのアップロードを行う。YouTubeの時間制限を超える長時間動画の場合は自動で分割アップロードが行われる。

執筆:tokix (tokix.net)

2008年08月11日 14時21分
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