GMailをラベル単位でHDDにバックアップ「MailStore Home」

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メールは全てGMailだけど、仕事関係や友達関係など、大事なメールだけは「万一」に備えてHDDへバックアップしておきたい……という場合なら「MailStore Home」。「特定のラベル(複数指定可)が付加されたメールのみをバックアップ」という操作が可能だ。

「MailStore Home(pre-release版)」は、設定が少し難しいが高機能なメールバックアップツール。GMailで特定のラベルが付加されたメールだけをバックアップする機能が搭載されている点が最大の長所だ。仕事関係などのメールに、GMail上の操作としてラベルを振っておけば、重要メールだけを短時間でバックアップすることができる。

当然、二回目以降のバックアップ時にはバックアップ済みメールがスキップされるし、バックアップしたメールに対する検索機能、スケジュールバックアップ機能、Outlookメールボックスへの直接的な(汎用的な「.eml」形式を介さない)エクスポート機能なども搭載されている。また、GMailに限らず一般のPOP3/IMAP4メールサーバーやローカルのメーラーから(バックアップ元複数指定可能)メールデータをバックアップすることも可能だ。

参考:Gmailの受信箱を超簡単にバックアップ「GMail Backup」 :教えて君.net
GMailに届いたメール全てを手軽にバックアップしたいのであれば、「GMail Backup」がオススメ

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「MailStore Home」を作者のページ(pre-release版)からインストールし起動。まずバックアップフォルダを指定する。複数HDDを持っている人はCドライブ外に保存するのがオススメ(OS再インストール後に「既存のフォルダ」でデータを引き継げる)。

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メイン画面の機能は「メールのバックアップ」「バックアップ済みメールの検索」「メールデータをCD/DVDに焼く」という感じ。他の画面からは、右上「Start」でメイン画面に戻る。

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GMailデータを取得したいなら「Google Mail」。その他、一般のIMAPやPOP3、OEやOutlook、Windows Live MailやThunderbirdメールの読み込みにも対応している。GMail上の操作でIMAPを有効にしてアカウント設定を行う。

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「Folders」でラベル指定を行うことができる。「Include」に登録を行えば「そのラベル(複数指定可)が付加されているメールのみをバックアップ」、「Exclude」に登録を行えば「そのラベルが付加されているメールを無視」だ。

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バックアップが行われる。初回はどうしても時間がかかるが、二度目以降のバックアップ時には、既にバックアップされているメールがスキップされる。

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バックアップ済みメールは、通常のメーラーのような3ペインの画面上で中身を確認できるし、「Export」から、「.eml」ファイルとして/Outlookメールボックスに直接/ネット上のIMAPサーバーへ/SMTPサーバー宛に(いわば)転送メールとして……といった形でエクスポート可能。

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バックアップ済みメールの検索機能やスケジュールバックアップ機能も搭載済みだ。

執筆:tokix (tokix.net)

2008年11月04日 23時23分
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