アドオン「NOSCRIPT」でIE8のXSSフィルタをFirefoxで再現

FirefoxはXSS攻撃に関してはバージョンアップの度に修正を加えることでこまめに対策しているが、IE8のようなXSSフィルタも「NOSCRIPT」アドオンで再現できる。


「NoScript」はIE8のようなXSSフィルタをFirefoxでも利用可能するほか、Javaなどの危険なスクリプトを開かないようにするフィルタ機能を提供するアドオンだ。ただし、安全なサイトのスクリプトもブロックしてしまうので、その度にホワイトリストに登録しなければならないのが難点だ。Firefoxのセキュリティ能力を底上げできるのはありがたいが、IE8に搭載されているフィルタほど使い勝手がよくないのが残念なところだ。

■Firefoxもセキュリティフィルタを標準搭載


「オプション」の「セキュリティ」にあるように攻撃・詐欺サイトをブロックする機能がFirefoxにはある


攻撃・詐欺サイトを開くと警告が表示され開くことができない


「このサイトがブロックされる理由」を開くと、何が原因でページが開けないのか詳細が表示される

■NoScriptでXSS攻撃から保護する

NoScript
  
作者:Giorgio Maone


NoScriptをインストールしたらメニューバーの「ツール」→「アドオン」からNoScriptの「設定」を開く


「詳細設定」タブの「XSS」からXSS対策の設定ができる。デフォルトのままでも特に問題はない


サイトを開くとスクリプトが自動でブロックされる。安全なサイトは右下の「オプション」→「~を許可」でホワイトリストに登録しておこう


間違えてホワイトリストに登録してしまったらNoScriptの「設定」を開き「Whitelist」から削除する


FirefoxはバージョンアップでもXSS攻撃に対処しているので、つねに最新版にアップデートしておくのも忘れないように

■精神にダメージを与えるサイトをブロックする

Firefox用のアドオン「BlockSite」にサイトを登録すると、そのサイトへのアクセスが自動的にブロックされるようになる。グロ画像などパソコンには無害でも精神にダメージを与えるものはブラウザ標準機能で防げないので、このアドオンで対処しよう。

BlockSite
  
作者:Erik van Kempen, Noel Briggs
2009年03月26日 20時00分
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